金色の夢を、ずっと見てる

2005年04月11日(月) 前撮り無事終わりました♪

いよいよ前撮り当日。心配してた天気も、新聞の予報によると曇り後晴れ・・・・・・って小雨降ってますけど!?ドキドキしつつ、次郎君に迎えに来てもらって写真屋さんへ。

アルバムの現物を見せてもらって(私は前に1回見てるけど)相談の結果、普通に台紙に写真をはめ込むタイプではなくて製本タイプに決定。あまり見た事なくて珍しいかな〜ってのと、写真の表面をコーティングしてあるそうなのでちょっと丈夫らしい、ってのがポイントで。まぁお値段も若干上がるんだけど、ビデオ撮影をしないつもりなのでまぁいいか。

ビデオはね〜・・・・・散々悩んだんだけど、結局
「撮っても見ないだろう」
という意見で落ち着いたのですよ。いや、私はもしかしたら最初のうちは見るかもしれない。式に来てない友達とかに見せるにはいいかもしれないんだけど・・・・・・・・・それ以上に、映像で残ってしまうのがこっぱずかしいんですよ(><)なので撮らないという事で。


その後、3階に上がって準備開始。まずは和装からなので、髪をまとめてメイクに入ります。昔のように白塗りにはしないけど、それでもちゃんと水溶きしたファンデーション(多分)を筆で塗ってスポンジで叩き込む『水化粧』という和装用のメイクです。

着物の着付け方が普通の和服と全然違ったのでびっくりしました。白無垢って普通に白い着物を着た上に白い打掛を羽織るんだと思ってたら違うんですね。いや、基本はそうなんだけど、最初の白い着物の着方が全然違うの。

普通の着物って、アンダーバストの辺りから下腹ぐらいまでを帯で押さえるでしょ?白無垢の着物の場合、胸ごと押さえちゃうんですよ。思いっきり胸をつぶします。胸元になんかお財布みたいなやつ(あれって何て言うんだろ?)と帯に懐剣を刺し込み、白い打掛を羽織って、最後に日本髪のかつらをかぶって出来あがり。



まともに見た次郎君の感想。
「・・・・・・・・メイクで変わるもんだなぁ」

それは褒めてるのか?あまり褒められてない気がするのは私だけか?


まずはスタジオ内で綿帽子での撮影。
「はい、じゃぁ足はこんな感じで立って、上半身だけちょっとこっちにひねって、あ、右肩少し落としてください。で、顔はこっちに向けて・・・もう少し傾けて、で、目線はカメラ!」





体がつるっちゅーねん!!






言われるままに何枚か撮って、角隠しに替えて、さていよいよロケ撮影に出かけます。途中から来てたプランナーの山川さんが
「私が来た頃から晴れだしてるよ」
と言ってはいたのですが・・・・・


外に出てみたら本当に晴れてる!


山川さんが
「私が晴れ女だから大丈夫!」
と数日前から言ってたのですが、まさかこれ程とは。だって去年のリナの前撮りの時も山川さんいたはずなんだけど暴風雨だったって聞いてたんで・・・・山川さんの晴れ女パワーよりもリナ&旦那さんの雨女・雨男パワーが強かったんだろうか。1対2だしな。

運転手さん(カメラさんのアシスタントも兼ねる)、カメラさん、ヘアメイクの衛藤さん、山川さん、うちら、という総勢6人で熊本城へ。桜は・・・・ギリギリ間に合ったって感じかなぁ。葉っぱが出てきてる木も多かったけど、まだ概ねキレイでした。前日の雨でちょっと散っちゃってないか心配だったんだけど、散った花びらが却っていい味出してたかも。

キレイに咲いてる木を求めて広場を横切るはめに(笑)そりゃーもう注目集めましたよ。見知らぬ花見客のおじさんが
「お!花嫁さんだぞ!!」
と叫んだもんだから、その団体さん全員に気付かれて
「おめでとー!!」
と拍手喝采を浴びてしまいましたよ。


まだほとんど葉が出てなくていい感じに満開の木を見つけ、その下で撮影開始。・・・・・・・・同じ木の下で2組の花見客が宴会してますが(苦笑)うまい事カメラに入らないアングルで撮りました。さすがにどいてくれとは言えません(笑)←山川さんは“必要なら言うわよ”って感じだったけど☆

通りすがりの人にも微笑ましく注目されながら、場所を変えてさらに撮る。お城が入る位置で撮ってみたり、桜の下を手をつないで歩いてる所を撮ってみたり。カメラさんに
「はい、じゃぁいつもみたいな感じで手をつないでおしゃべりしながら歩いてください!」
と言われたけど・・・・ごめんなさい、手をつないで歩いた事ってほとんどないんですが(^^;

しかも、その状況で知り合いに会ってしまう次郎君(爆)一緒に出かけるとよく知り合いに会うんだけど、まさかこんな日にまで会うとは。





そしてここからが大変。車で小1時間かけて移動です。

結局、天気も大丈夫そうだったし、老人ホームにいるおばーちゃんの所へも行く事にしたのです。先日、実際に施設を訪問して、職員の方にも話して協力して頂ける事になってはいたのですが、正直なとこドキドキでした。職員さんも手を煩わせてしまうし、最悪の場合、行ってもおばーちゃんは私をわかってくれないかもしれない・・・・




でも、行ってみたらそんな心配は杞憂に終わりました。大勢の職員さんが仕事の手を休めて出迎えてくれて、他の入所者の方達にもとても喜んでもらえて、何より今日はおばーちゃんがとっても調子が良かった。庭に出て、芝生の上で一緒に写真を撮れました。

お母さんと伯母さん(お母さんのお姉さん)と、伯母さんとこで同居してる長男の奥さんとその子供達が先に来てたのですよ。後でお母さんに聞いたら、午前中に着いて
「すいません、今日は御迷惑おかけします」
と職員さんに挨拶したら
「とんでもないですよ!近くでお嫁さんを見れる機会なんて滅多にないから、職員も入所者もとっても楽しみにしてるんですよ〜」
と言ってくれたのだそうだ。本当にありがたい。

言葉もはっきり出ないぐらい痴呆と麻痺が進んでるおばーちゃんなんだけど、私を見てニコニコ笑ってくれて、不自由な口で
「きれいかよ〜」(熊本弁で『きれいだよ』の意)
と言ってくれて、泣きそうになりました。ぎりぎりまで迷ったけど、やっぱり行って良かった。快く協力してくれた次郎君、写真屋さん、山川さん、老人ホームの職員の皆さんには本当に感謝です。

予めお母さんにお金を渡して、当日職員の皆さんにお菓子を買って持っていってもらってはいたんだけど、写真が出来たら持って行く予定なのでその時また改めて御礼を持って行こう。




写真屋さんに帰ったら着替えてお昼ご飯。着物を脱いだらラクになった〜!とパクパクお弁当を食べていたら、ヘアメイクの宮本さん登場。あ、午後の洋装ではよろしく〜♪と手を振ったら、宮本さんが呆然とした顔で呟きました。

「・・・・・・・・・洋髪は?」









あ!!!




お弁当を食べていた私はもちろん、打掛を畳んでいた衛藤さんに山川さんも驚愕。


おばーちゃんとこから帰ってきたら、白無垢のまま髪型だけ変えて、和装で洋髪の写真も撮る予定だったんだっけ!!

「忘れてた〜!!」
と大パニック。でも結局それから更にもう1回白無垢を着る気力はなかったので、『スケジュールを検討して、当日の挙式の前に可能だったら撮ろう!』という事になりました。いや〜ん、マジで忘れてました。帰ったら着物を脱いでご飯!って事しか頭になかったわ(^^; ←あ、でも念の為言っておくと、決して衛藤さんの着付けが下手だったわけではありません。むしろ上手だった。でもさすがに普段の着物とは違う着方で、打ち掛けは重いし、そのうえ長距離の移動をしたりしたもんだから・・・・・ねぇ。



食べ終わったら洋装のメイクをしてドレスに着替える。書くと一文だけど、これに小1時間かかってます(苦笑)その間次郎君はパチンコに行って休憩。ドレスでもロケ撮影する?という話も出たんだけど、特にここに行きたい!という場所が思いつかなかったのと、その時点で4時過ぎになってたので却下。

基本的に2人で写真を撮った事がほとんどない私達。3年付き合ってて、撮った写真の枚数1桁ですよ。2人で撮るだけでもなんか照れるのに、カメラさんは容赦なく
「もうちょっと近づいてください」
「2人で顔を見合わせて笑って〜」
「新郎様、新婦様の腰を抱いてみてください」
「新婦様、新郎様の方に寄りかかって〜」

・・・・・・・・・・最初のうちはライトな羞恥プレイって感じでしたよ(--;

でもまぁ途中からは2人ともちょっと慣れてきて、相変わらず体はつりそうになりながら(笑)無事撮影終了したらもう夜の8時近くになってました。疲れた・・・・・・・。



帰り、そのまま2人でついでにご飯を食べに。食べながら話してたら、次郎君が
「部屋を片付けてたら、昔の彼女と撮った写真とか出てきた」
と言い出しました。まぁ別に処分してとは言わないけど、とっておくなら私の目に付かない所にしまっといてね〜(でもできれば新居には持ってこないで実家の部屋にでも置いといて)・・・なんて話してるうちに次郎君の昔の彼女の話しに。





あの・・・・・・









えーと・・・・・・・・














まぁとっくに終わってる事だからこそ平気で話せるんだろうけど、こないだ入籍したばっかりの奥さんに『いかにその彼女を好きだったか』を詳しく話すその真意がわからないわ(苦笑)


今日はかなり疲れてたのでご飯だけ、と思ってたんだけど、食べたらなんか2人揃ってちょっと元気になった?・・・・結局いつも通りホテルまで行っちゃったさ。元気だな、うちら。

ちなみに、Hした後聞いたら答えてくれました。和装の時も洋装の時も、
「キレイだったよ。見違えた。最初まともに見れなかったもん」
だそうです。ふっふっふ。


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咲良 [MAIL]

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