金色の夢を、ずっと見てる

2005年02月18日(金) 1度経験しておいて損はないぞ。

今日は本社で組合関係の研修・・・というか、講習会です。九州各県から、数少ない女子社員が集まる機会なので、できるだけ欠かさず参加するようにしてます。

今回の研修テーマはずばり『介護』・・・・・・・すいません、実は専門分野です。大学で福祉関係の学部にいましたので。まぁ久々に基礎の復習〜と思って参加したのですが、これが意外と面白かった。


まずは、高齢者疑似体験。

白内障が進むと視界全体が黄色っぽくかすんで見えるんだけど、その状態と同じに見えるメガネをかけて、関節の曲がりにくさを体験するために肘と膝にサポーターを巻いて、指先の感覚が鈍くなった感じを再現するためにビニール手袋→綿の手袋(よく運転中のおばちゃんが日焼け防止のためにしてるような奴)→指先だけ出た厚手の手袋の3枚重ね、筋力低下に伴う姿勢の保ちにくさを再現するためにベスト(着せられる。背中に『高齢者擬似体験中』と書いてある)のポケットに左右1kgずつの重り、手首と足首にも重りをつけて、いざ体験スタート。

まずは指示が書かれたカードをトレイから1枚取るんだけど、それだけでも結構大変。だって指先が全然言うこと利かないんだもん。なんとか取っても、今度はそこに書かれた事が読めない。視界全体が黄色っぽくなってるうえに『マジでここまで!?』と思うほどかすんでる。わかりやすく言うなら、オレンジのフィルムを貼ったすりガラスを通して物を読もうとしてる感じ。

全員が交代で体験したんだけど、指示の内容は1人1人違うの。私に当たったのは、
・ペットボトルを開けて計量カップに水を150ccついで、それをコップに移して飲んでください。
・バリアフリー体験コーナーに行って、浴槽に入ってみてください。
の2点。

ペットボトルを開けるにも手がすべる、計量カップのメモリが見えない、コップに移すにも間接が曲がらないし手が重いのでうまく動かせない。

バリアフリー体験コーナーに行くまでにも、膝がきちんと曲がらないから歩きにくいし、ちょっとした段差も気になる、浴槽に入ろうとしても足がうまく上がらないし、入ったら入ったで出るために立ち上がるのがまた大変。


・・・・・・・・素直に、お年寄りには親切にしようと思いましたよ。いや、実習に行ったりしていろいろ(ド素人さんよりは)知ってるはずなんだけど、実際お年寄りってのはこんなにいろんな所に不自由が来てるんだって事を体験できたのは、いい勉強になりました。

でもやっぱり、まったくの素人じゃないって事は指導してくれた福祉センターの職員さんにばれてしまったようで、途中で
「今、なんでそうしました?」
と突っ込んで聞かれる事数回。隠すことでもないし・・・と正直に
「現場実習に行った事があります」
と答えたら
「あ、だからですね」
と納得されてしまいましたよ。・・・・・・・さすがに『実は介護関係の国家資格持ってます』とは言えませんでしたが(^^;



それからさまざまな福祉器具の見学。知ってる奴も沢山あったけど、やっぱり私が勉強してた頃(まぁ軽く7年ちょっと前ですね)に比べるとすごく進歩してて。現場のニーズに合わせて日々改善されていってるんだなと思わず感心。


1日かけての研修が終わり、帰りに北九州支社ののんちゃん(年下だけどなんか気があって仲良し)とお茶でもして帰ろうか(^^)なんて言ってたんですが、組合の役員をしてる彼女は反省会があるそうで残念ながら実現ならず。名残惜しいけど帰ってきました。


しかしやっぱりJRは苦手だ。今日も、帰りのJRでやっぱり具合が悪くなり、熊本駅に着いた頃にはフラフラ。帰ったらクレンジングをするのが精一杯でそのままパタリと寝てしまいましたよ。

・・・・・・だからこの日記を書いてるのは実は20日(日)だったりします(苦笑)


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咲良 [MAIL]

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