金色の夢を、ずっと見てる

2004年08月15日(日) 残り物には福がある・・・・と言っても複雑。

さてさて、今日は次郎くんと花火デートの予定ですよ。

朝9時過ぎに目が覚めてぼーっとしてたらおかーさんからのメール。今日はお盆なので歩いて10分弱のところにあるおばーちゃんち(お父さんの実家)に親戚が集まるんだけど、そこに持っていこうと思ってたプリンが冷蔵庫に入ってるから、後で持ってきて・・・・と。

それって、私にもその親戚の集まりに来いって事ですか?

面倒だなーと思いつつも、鉢盛りとお寿司が取ってあると言うのでお昼ご飯がてら行ってきました。次郎くんとは午後から会う予定だったから、そのまま行けるように準備してGO。

おばーちゃんち(おばーちゃんもおじーちゃんももう死んじゃってるから、正確にはおじちゃんちとか言わなきゃいけないんだろうけど)に着いたらちょうど次郎くんから電話。1時間後に待ち合わせにして、適当におしゃべりしながらパクパク食べる。

5つか6つ年上のイトコのお姉ちゃんがいるんだけど、今回子連れで来てました。去年子供が産まれたとは聞いてたんだけど、見るのは初めてだったのでついじーっと見る。見慣れないおじさんやらおばさんやらが一杯いてただでさえいつもよりおとなしくなってたとこに、更に1人知らないお姉さん(←私の事ですが、何か?)が来たもんだからかなり興味を引かれたらしく、赤ちゃんもじーっと私を見る。

お父さんがものっっっっすごく嬉しそうにその子をあやしてたのがね・・・・・・早く孫とか欲しいのかな~なんて思ったらちょっとプレッシャー。久しぶりにあったおばちゃんとかにも
「咲良ちゃんもはやくいい人見付けて、お父さん達に孫を抱かせてあげなきゃね~」
なんて事を言われるし。激しく余計なお世話だが。


小1時間経った所で失礼して、次郎くんとの待ち合わせ場所へ向かう。今日行くのは、福岡との県境に近い山鹿市の花火大会です。

行きの車の中で、こないだののんちゃんの突然の結婚の話をしてた時に次郎くんがぽろっともらした言葉。
「結局、本気で言ったのって3回あったもんな~」
・・・・・・・つまりは『本気で結婚しようと言ったのが3回』って意味ですね。
「じゃぁ私で4人目なの?」
「いや、お前で3人目。だからお前の前に2回って事」
「・・・・・・・・・なんで前の2人の時はしなかったの?」
「最初は、22、3歳の時だったんだよ。で、ちょっともめた挙句に俺が半分切れたような感じで『じゃぁ結婚するか?』って言ったの。でもその時は彼女の方が『これからずっと今回の件をアナタに根に持たれるかと思うと耐えられない』みたいな事を言って、結局別れたんだよ」



その話、多分聞いた事ある。確かその彼女、浮気したんだよね。彼女の方は早く結婚したがってたのに、次郎くんは(まぁまだ若かったしね)まだしたくない・・・でうだうだしてるうちに彼女が浮気しちゃってケンカになって、彼女が
『だってアナタは全然結婚を考えてくれないじゃないの!』
みたいな感じで浮気の原因は次郎くんにあるような事を言ったから、次郎くんもカッとなって
『じゃぁ結婚するか!?』
て売り言葉に買い言葉みたいな感じで言っちゃったんじゃなかったっけ。でも結局彼女の方が
『もう私はあなたからの信用を完全に失ってしまったから、今後何かある度に疑われたり信じてもらえなかったりしそうで辛い。それに耐えられる自信がない。』
と言って別れる事にしたんだって。


・・・・・なんで彼氏の昔の恋の話を私がこんなに詳しく知ってるんだか(‐‐;


ちなみに2回目は、家がちょっと遠くだった彼女で、養子じゃなくてもいいけど自分の地元に来てくれる人がいい・・・と望んでいた彼女に対し、次男ではあるけどお兄さんが養子に行っちゃってるので事実上長男である次郎くん。どっちも譲れなくて、結局彼女の方が次郎くんに見切りをつけたような形だったらしい。

「なんでダメになった人に結婚しようなんて話が出たの?」
と何気なく聞いて、後で聞かなきゃよかったと激しく後悔した。







「・・・いや、そう言えば戻ってきてくれるかなぁと思ったから」














昔の恋愛の話しとはいえ、これほどハッキリと自分以外の女性に対する愛情を言葉にされて凹む私は弱いですか。


「3度目の正直、って感じだね」
なんて言ってとりあえず笑ってみせたけど、もし自分が今去って行ったらそんなふうに取り戻したいと望んでくれるだろうか、と考えてちょっと暗くなってしまいました。

ちなみにそれは30歳頃の話らしいから、多分私の前の彼女の事だろう。付き合った期間は短かったみたいだけど(8ヶ月ぐらいしか続かなかったって言ってた)、でもそれだけの期間で結婚しようと考えたんだ~・・・って思うと益々暗くなりそうだったので止めました。


別に同時進行で付き合ってて、他の人に断わられたから私で妥協した・・・とかそんなんじゃないんだから。もう昔の話なんだし、私と付き合い出して結婚の話が出るまでが長かったのは、単に次郎くんの仕事が安定してなかったからであって(前の彼女と付き合ってた時期は会社勤めだったけど、私と付き合い出すちょっとまえにその会社がつぶれて、その結果独立して自営業になったんですよ、彼は)。考えてみれば、最初に付き合い出した時から、その言葉は聞いてたんですよ。
「仕事が自営でなんとか軌道に乗ったらいずれは結婚・・ってのも視野に入れて付き合いたい」
って言われてたんだもん。


・・・・・・・・・・・・と、自分に言い聞かせてみる。

なんでこんなに自分に自信がないのかなぁ、私は。



ちょろちょろと寄り道したりしながらドライブして、目的地に比較的近い所でホテルに入る。ここで私は浴衣に着替えるのです。ちゃんと持ってきたんだから。

全部屋に温泉が付いてるというホテル。以前から雑誌とかで見た事はあって気になってたんだけど、少し遠かったのと場所がよく分からなかったのとで来たことなかったんですよね。どこに入ろうか~と考えてた時にたまたま看板を見付けたので行ってみました(^^)

部屋がメゾネットタイプでビックリ。1階にはテレビとスロットゲームと応接セットとバス・トイレがあって、螺旋階段で2階に登ったらベッドとここにもテレビと、ネット使い放題のパソコン!ラッキー♪とばかりにお風呂が溜まるのを待つ間、My登録してる日記を見たりして(笑)いいんです、次郎くんだってスロットで遊んでたもーん。


Hするのは2週間ぶり。時々ちょっとかわった体位をするぐらいで別に目新しい事はしてないのに、飽きないから不思議だなぁ。案外次郎くんは実は飽きてたりして(恐) 


気持ちよくて、彼の名前を呼ぶ。『ん?』という顔で私を見るけど、なんて言ったらいいかわからなくて結局抱きしめてキスをする。もっと私を好きになって・・・と思いながら耳元で『いい・・・・・大好き』とささやくと、『あんまり言うなよ。イキそうになるから』と笑う。『ダメ・・・・まだいっちゃヤだ』そう言うと『あんまりコントロール効かないんだから』と苦笑してキスしてくれる。私の腰の下に腕を入れて抱きしめるようにして、私の体を少し持ち上げる。そうやって私の体を浮かせると気持ちいいって前に言ってた・・・あ、イキそうなのかな・・・・と思ったら『ごめん、やっぱ俺の負け』と言って激しく腰を動かし、私の名前を呼びながら私のお腹の上に出した。


一緒にテレビを見たりしてくっついたままゆったり過ごす。この時間が一番好き。

車が混むだろうから、ちょっと早めに着くように出よう。ってわけでお着替え開始。まずは髪をアップにして、ピンで留める。紺地に淡い色で花柄の入った浴衣に合わせて買った水色の髪止め。それから化粧をして、浴衣を着る。

帯はちょっとくすんだ柔らかい青とブルーグレーのリバーシブルの兵児帯。コントラストがハッキリしてる方がキレイかな・・・とブルーグレーを表にして結ぶ。でも兵児帯を結ぶのは実は初めてだったので3~4回やり直してしまった(汗)

「出来たよ~」
と出て行ったら
「じゃぁ精算するか」
って、おいおい、なんか言う事ないのか?顔を両手ではさんでぐいっとこっちを向かせて
「感想は?」
「・・・・・・・いいんじゃないですか?」
「それだけ~!?」
「他に何を言うんだよ!」
「え~だって年に1回か2回しか着ないんだよ?もうちょっとさぁ、かわいいよvとか言ってくれてもいいじゃん」
「じゃぁちょっと離れて立って、よく見せて」
トコトコと後ろに下がって全身を見せる。
「・・・・・・・似合わないタイプじゃないよな」
「だーかーら!なんでそういう言い方しか出来ないの!?」
「しょうがないだろ~!俺はシャイなの!そういう言い方しか出来ないの!」

似合わないタイプじゃない、どころか。自分で言ってしまうけど、私かなり和服が似合うタイプなんですよ。振り袖にしても訪問着にしても浴衣にしても、和服を着て褒められなかったって事がないんだから。

でも次郎くんって滅多な事じゃ褒めてくれないんだよね。本人も言ってるけど、本当に照れるらしい。

でも褒めてくれた方が頑張れるんだけどな~。気付いてくれた方がおしゃれにも気合いが入るんだけどな~。

あーだこーだと言い合って、やっと
「似合う。かわいい」
と電報のようなほめ言葉をもらって(というか言わせて)出発。


花火会場の少し手前の有料駐車場に置いて、そこから歩き。下駄だからあんまり歩きたくないな~と思ったんだけど、前にも山鹿の花火を見に来た事がある次郎くんの
「これ以上先に行ったら却って面倒だから」
という言葉を信じて駐車場決定。そしたら本当にそこから先だともう花火会場を過ぎた所にしか駐車場がなくて、そっちまで言ってたら帰りに一番人が多い所を車で通り抜けるはめになるとこだった。経験者の言葉は聞いとくもんだな(笑)


土手に座って花火を見たんだけど、下に敷く物が何もなかったのでちょっと困った。結局、私が場所をキープしてる間に次郎くんが屋台でいくつか買ってきて、ついでにビニール袋をもらってきてくれてそれに座る。次郎くんはジーンズだからどこにでも座れるけど、さすがに今日が初卸の浴衣で湿った土手に座る事はできませんですよ(‐‐;


花火は文句ナシにキレイでした。去年は別の花火大会を見に行ったんだけど、その時より打ち上げ場所に近い所で見れたのできっちり全体が見えたの。ちょっと離れた場所になると、仕掛け花火が見えなかったりするじゃない?でも今日は打ち上げてる所の真っ正面からみてたからバッチリ!満喫しました♪


帰りにまたあれこれしゃべってて、今度は子供の話し。できれば2~3人欲しいね、なんて話してて(次郎くんは自分が3人兄弟で育って楽しかったから3人欲しいと言う。私は自分が2人姉妹で育って楽しかったので2人でいいと思う。どっちもどっちか)
「でもまぁ、うちもお前んちも、かわいがってくれそうだから助かるよな」
なんて事を言ってて。
「・・・・でも、あんまり楽しみにされるのもプレッシャーだよな」
と次郎くんが呟いたのでちょっと安心。よかった、不安なのは私だけじゃなかったんだ。

夕飯に何を食べたい?と聞かれて
「ん~・・なんかアッサリしたもんでいいな」
と答えたら
「アッサリしたものねぇ・・・カレー?」
と言われて驚愕(笑)なんで『アッサリしたもの』でカレー!?
「いや、今カレーが食べたいなぁと思ったから」
・・・・・結局自分が食べたい物じゃん(苦笑)

まぁそんなわけでカレーを食べて帰りました。次に会うのは明後日・・・・・・・私が次郎くんのご両親に挨拶に行く日です(><)しかも、なぜか結婚して家を出ているお兄さんまでその日は帰ってくるらしい。ご両親・妹さん・その子ども2人・お兄さん、家族総出でお待ちだそうで・・・・(汗)うわ~ん(><)


 < 過去  INDEX  未来 >


咲良 [MAIL]

My追加