金色の夢を、ずっと見てる

2004年05月25日(火) WEB上で日記を書くという事。

アクセス解析機能がおもしろくてしょっちゅう見てるんですが。

例えばyahooとかgoogleとかmsmとかで単語検索されて引っかかってるのは大抵いつもあります。でもふと見ると、何やら見当のつかない検索元が表示されている・・・・・いや、見当がつかないというとちょっと間違い。表示されているURLの中に、私がMy登録させて頂いてる日記作者さんの名前が含まれている。つまりその方の個人サイトから私の日記に飛んできた方がいらっしゃるらしい。

興味を引かれたのでクリックしてみた。そしたら、その方が別のサイトで書いてらっしゃる日記の中で私の日記を取り上げコメントし、そこにリンクを貼って下さってたのだ。そこから私の日記を読みに来て下さった方がいた、と。


念のため先に言っておきますが、それで私が不愉快になったという話ではないですよ。


先日の日記で、私が拉致被害者の家族帰国について書いた部分を取り上げて、『私もそう思う』と同意するコメントを付けて下さっていた。その方は、エンピツでは仕事日記を書いていらして、同年代とは思えないしっかりした考え方や深く考えてよく練り上げられた文章にいつも感心させられている。だからその方が私の考えに同意して、自分の別のサイトで取り上げて下さったのだとわかってとても嬉しかった。


で、そこでまずは単純に喜んでからふと思ったのだ。

私は自分の日記に関して、
『無断転載・引用を禁じます』
とか
『リンクを貼られる場合は一言ご連絡下さい』
とか、そういった類の注意書きを一切付けていない。


インターネット上で日記を書くという事は、可能性としては世界中の人に読まれるかもしれないわけだ(まぁあくまでも可能性の問題ですけど)。そして、それを前提として・・・というか、それを了解したうえで上記のような但し書きを付けずに公開してるという事は、暗黙の了解としてそういう事を許可している事になるのだろう。

こういう所が、インターネットの怖さなんだろうなと思った。例えば私が今回の件に関して
『人の日記を無断で引用するなんて!』
と腹を立てたとしても、
『だってダメって書いてないじゃないですか』
と言われたらそれまでだ。引用されたり、リンクを貼られたりしてほしくなければ『しないでくれ』と自ら明言しておかなければならないわけだ。

多分世間の大多数のインターネットユーザーにとってはすごく当たり前の事なんだろうけど、私は今までそういう事を考えた事がなかった。書いた内容に関して責任を持つというのは当たり前だが、その後の使われ方についても同じなのだな。


でも繰り返し言いますけど、今回の件が不愉快だったわけではないですよ。むしろ、好きな日記作家さんが自分の日記を取り上げて下さった事がすごく嬉しかったし、ついでに今後上記のような但し書きを付け加えるつもりもない。


ただ、この件が、今まで考えた事がなかった事を考えるきっかけになった。それもまたネットの凄さか。




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咲良 [MAIL]

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