| 2004年01月26日(月) |
虐待事件。目の前にいたら殴ってやりたい。 |
中学3年の男の子が虐待されて衰弱しきって保護された件・・・・・・胸が痛みますね。小さな子供ならともかく15才ですよ!?普通に育っていれば親とかわらないぐらいか、下手すると親よりも体格よくなってるかもしれない年頃の男の子が、逃げ出す気力さえも奪われるほどの虐待って・・・・一体どれほど酷い目にあっていたのか、考えるだけでゾッとします。
もともとおとなしい性格の子だったのかな、とか思いましたが、新聞記事によると、普通に明るいいい子だったと・・・・・同じ日に3才の子供をベランダから投げ落としたという事件も報道されました。一向に減る気配のないこうした事件を見る度に、どうしようもない無力感に苛まれます。
夕飯を食べながら両親と話していたら、 「お前はこうはなるなよ」 といつになくマジメな顔で父が言いました。 「いかん、やばい、と思ったらすぐ子供をうちに連れて来い。子育てが大変でストレスが溜まるのは当たり前なんだから、そのせいで子供に酷い事をしそうになったらすぐ連れて来い。孫の世話ならじぃちゃんもばぁちゃんも喜んでするんだから」 母も言いました。 「あんたは1人で頑張ろうとするタイプだからね〜。このままじゃ新聞に載るような事をしてしまうかも、と思ったらすぐ連れてきなさいよ」
ありがとう。でもその前に、出産どころか結婚もまだしてませんから(笑)←せっかくいい話なのに自分でオチをつけてしまった(^^;
いやしかしマジメな話。 今回の男の子のケースは『実父と継母』でしたが、実際は実の両親が加害者っていうケースが一番多いんじゃなかったですか?子供の性格やなんやにもよるのかもしれませんが、子育てってのはそれだけ大変なものなんでしょうね。
このまえ立ち読みしたマンガにそういうのがあったんですよ。どの雑誌に載ってたんだったかは忘れちゃったけど、タレントの西村友美さんの話。あの御夫婦は、結構長期にわたる不妊治療の末子供を授かって、西村友美さんは臨月ギリギリまでTVの仕事をされてたので、記憶に残ってる方も多いかと思います。そのお2人の、妊娠〜出産、そして育児の様子が漫画化されてたのです。
出産後しばらくは実家のお母さんが同居してくれて、あれこれ手伝ってくれてたけど、お母さんが実家に帰られてからは友美さん1人です。泣くばかりの子供に疲れ果て、 『どうして私にはできないの!?みんなやってる事なのに。どこのお母さんもちゃんと子供を育ててるのに、私達のお母さんもやってきた事なのに、どうして私は1人じゃできないんだろう。こんなんじゃ私はお母さん失格だわ!』 そう言って泣いた友美さんに、ご主人の西尾拓美さん(元タレントで現在はシェフ)が言った言葉が 『1人じゃないよ。昔は今よりも近所付き合いが密だったから、僕らのお母さん達だって地域の人達に助けられながら僕らを育ててくれたんだ。1人で完璧に子供を育てられる人なんていない。だから友美も、1人でやろうと頑張らなくていいんだよ』 でした。(細かい部分はうろ覚えですが、こういう内容の言葉でした)
立ち読みしながらうっかり泣きそうでした(苦笑)
聞いてるか!?世間の男ども!! 子育てをしない男は父親とは言わないんだぞ!?自分の妻がどれだけ大変な思いをして子供を育ててるのか、1度1週間ぐらい子供と2人で過ごしてみて実感してみなさい!!
・・・・・ちょっと話がそれましたが。 世の中には何年も不妊治療をしたり、(最近何かと話題になってますが)代理出産という手段をとってでも子供がほしいと望む人がいる反面、授かった子供を虐待したり、ついにはその命を奪ってしまう人がいる・・・・なんかやりきれないです。
せめて自分はそうならないようにしようと思うしかありません。
今回の男の子も、今後回復するまでに相当な時間がかかると思われます。まだ昏睡から覚めてないそうですし、無事目が覚めてからも体が回復するには時間がかかるでしょうし、心が回復するまでにはもっと時間がかかるでしょう。今度こそ、学校や行政や地域が全力をあげて彼を助けてあげて欲しいと思います。今まで何もしなかった分、余計にね。
親にもカウンセリングが必要、とこういう事件の時は必ず言われますが、カウンセリングの前に1回本人を同じ目に合わせてみた方がいいんじゃないですか?どんなに辛いものなのか、身をもって思い知れば少しは反省もするでしょう。さすがに今回の親とその子供が親子関係を回復できるとは思えませんが。(っつーか、こんな奴ら『親』じゃねぇ)
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