子供の頃、魚が上手に食べられなかった。
魚の骨がキライだった。
ある時などは、小さな骨が喉にささって取れなくなった。
親が、
「ご飯を丸呑みしてみろ。」 と言うのでやってみたが、
余計に痛くなっただけだった。
ツバを飲み込んでも 喉が動くので痛い。
時間が経っても全然取れないし、痛むので
ついには、夜だったけれど お医者さんに行くことにした。
父が車を出してきて
「さぁ、行きましょう。」
と 靴を履いていると、何故か骨が喉から取れていた。
あれ以来、私は大人になって母になっても未だに 小骨の多い魚は苦手だ。
昨日は 高知に旅行した知人からお土産に
真空パックに入ったカツオのたたきを二本頂いた。
晩御飯は それを切ってお皿に並べて、
ネギを切らしていたので代わりに オニオンスライスを乗せて
おろし生姜を添えて 食べた。
最初はとても美味しいのだが、5切れほど食べたところで
なんとも言えない生臭いにおいが鼻に突きだして、
それ以上食べられなくなってしまった。
今日の晩御飯は、二日程前に買いこんでいた秋刀魚を焼いて
大根おろしと ポン酢で食べた。
よく焼けた秋刀魚は カリカリと小さな骨まで丸ごと食べれて
とても美味しかった。
しかし・・・
食事も済んで二時間ほど過ぎても
部屋の中か、口の中かはわからないが
なんとも言えない生臭いにおいがしてきて たまらなく臭い。。。
やっぱり私は 魚が(骨も臭いも)苦手だ。
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