イージョー☆ライダー日記
INDEX|ヘタレな過去|前途多難な未来
殿様じょりぃは正室である、通称E嬢(えすとれやのお方様)をこよなく愛しておりました。
あれほど美しい女はおるまい。
などと勝手に思って悦に入っていた殿様でございましたが。
殿様はE嬢の美しさと気品を愛するあまり、E嬢が少しでも傷つくのを恐れ、「あんなことやこんなこと」もやってみたいという欲望をたぎらせながらも、ついつい躊躇しておりました。 あのワザも試してみたい。 あんな風に無理をして、(タイヤを)泣かせたり(正確には鳴かせたり)してみたい。
わしは、もっと乱暴に扱える女がほしいのじゃ。
「ならば、E嬢にそのようなことをなさればよろしい」と、殿のお守り役・おきょんが申しますと
「それはならん。 E嬢にはそんなことはできん。 あやつに髪の毛ひとすじの傷もつけることはできんのじゃ」 「では、それなりに愛すほかありますまいのう」
しかし、殿様の欲望は収まりません。 かといって、E嬢に乱暴な真似をすることもできません。 殿様は、E嬢を深く深く愛しているのでございます。 たとえ、目的と外れたような、愛でるばかりの愛し方だとしても。
そんな折、出入りの商人が殿様のそんな話を聞き、進言いたしました。
「殿、良い娘がおるのですが」 「なに? それは誠か」 「はい。 まず申し上げねばなりませんが、殿がご所望されているような、もとくろっさーのような女は、 こう言ってはなんでございますが、まだまだ殿には荷が勝ちすぎるかと・・・・」 「むむ・・・・そうか」 「殿はなにぶん、やさしいご気性な上に、まだまだそのあたりのてくにっくに、なんと申しましょうか、幼さがありますゆえ・・・」 「みなまで言わずとも良い。わしのてくにっくが女の神髄をまだまだ発揮させてやれずにおるのは承知しておる(赤面)」 「これは失礼を。 拙者が考えますに、殿の欲求を満足させ、かつ、殿にやさしく、そして存分に楽しませてくれるおなごは・・」 「早く申せ」
これです。
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ヤマハDT50。 現在環境問題から生産されておりませんが、中古はまだまだいけます。
と、出入りの営業さんが教えてくれました。 昨日大奥見ちゃったもんですから、上記のような展開になってしまいました。 楽しかったです、ワタシが。 側室ほしーーーーー。(いや、バイクでなくて、人間の)
欲しくて欲しくてたまりません。 いや、バイクが。DT50が。
きょんにこの話をしましたら「あ〜〜〜〜ん? またぁ?」と。 「庭が狭くならないように、ジャマにならないようによく考えてください」と。 確かに、保管場所に困るよなあ。
「でも、50ccだから、アナタも乗れるよ?」 「ホント? ・・・それは楽しみだなあ。 なんか騙されてるような気もするけど」
しめしめ。
というわけで。 じょりぃは側室がほしいのだーーー、というお話でございました。 その前に、赤字をどうにかしろっつー話ですが。 ぐすんぐすん。
「拙者が安くて具合の良さそうな『でーてー』を見つけてまいりますゆえ」 「うむ。 頼んだぞ。そちはE嬢を見つけてくれた実績もあるからの。 あ・・・くれぐれもE嬢にはけどられぬようにな」 「承知しております。 新しいおなごが来ると、たいてい女人は調子を狂わせるものでございますからな」
というわけで、商人の報告を待っているじょりぃであります。 お金もないのに。 この殿様情けないです。
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