イージョー☆ライダー日記
INDEXヘタレな過去前途多難な未来


2004年09月08日(水) 止まっちゃった

それはある晴れた日のお昼前。

ちょいと時間の空いたじょりぃは、いつもの山道へ。
往復で1時間ちょっと走れるのです。
峠というほどのカーブはなく、でもカーブ続きで楽しいのです。
景色が良いのです。
走っているうちに、空気の温度が冷えていくのがわかるのです。

さいこほ。


そろそろ戻らないと、お昼までに家に着かないな、というところでUターン。
Uターンはもちろんヘタクソです。

ぶろろろろろろろろろろろろろろ


ぷすん

ぷすぷす


おや?


慌ててギヤを落とし、路肩へ停車。
これは納車になった日に見舞われた、ガス欠の感じによく似ております。
うっかりガソリンなくなっていたのでしょうか。

タンクの中を見て。
揺らしてみて。

あるみたい。
でも、そろそろ給油かな、なんて思っていた矢先だったし。
ガス欠だったらどうしよう。
でもまだガソリン見えるし。 リザーブもあるし。

走り再開。


ぶろろろろろろろろろろろろ


あ。 大丈夫そう。
よかったーーーーーーー。


が、またしばらくして。

ぷすぷすぷす    ぷすん  ぷすん


ひいいいいい止まるうううううう。

ということで、また停車。
どうしよう。
と思っても、ワタシにどうにかできるはずもなく。

そう言えば、3週間くらい前から、たまにぷすぷす言ってたんですよ。
故障かしら。
困ったわ。
直すとしたらいくらかかるのかしら。
ていうか、おうちに帰れるのかしら。


また走りはじめたら大丈夫だったので、祈るような気持ちで家を目指しまして。
ここで止まってしまったら、ちょっと難儀です。


ぶろろろろろろろろろろろろろろろろろろろろろ  ろろ  ろろぷすぷすぷす  ぷすん


いやああああうそおおおおおおおおおお

今度はギヤを落とす間もなく、5速からいきなりエンジン停止。


エンジン止まると、ブレーキがなかなかかからないんですね。
って、エンジンブレーキ効かないんですから、あたりまえなんですが。
怖かったです。


わっせわっせと、ちょっとした空き地までバイクを押して移動しまして。
センタースタンドかけて。

バイクの様子を見るフリをしてみるものの、ワタシが見たってわかるはずないんですよ。


おや?

エンジンオイルがないじゃありませんか!
大変です!
エンジン焼けちゃいます!
おまけにこの天気!
こんなところでのんびりしてたら、ワタシだって焼けちゃいます!
シミになっちゃいます!


どうしよう。


このあいだも、自分で点検項目をチェックしていましたら「エンジンオイルがない!」と慌て、急いで買いに行ったもののオイルキャップが外せなくて途方に暮れてたら、結局オイルいっぱい入ってたじゃん、なーんだ、というわけのわからない事件があったのですが。

またその怪奇現象が?!


でもとにかく、おうちに帰らなくちゃ。
ここからなら根性でバイク押して歩いて帰れるかもしれませんけど、できればイヤ。
2時間はかかりそうです。


で、走りはじめたら、なんとか帰れたんですが。
こうやって走っているあいだにも、エンジンが傷んでいるのかと思うと、病にかかった年老いたロバに乗っているような申し訳ない気持ちに。


家に着きまして。


身支度をバイク用から普段着に整え、整備屋さんに「こんな症状なので、今日の夕方行きます」と電話をし、いそいそと愛車・E嬢の元へ。

エンジンオイルを見てみましたら。

あら。
なみなみ入ってます。
そういえば、エンジンオイルのチェックは、エンジン止めてから15分くらい経ってからね☆って、本に書いてあったっけ。

そういうことかしら。
走っているとき、オイルはどこへ行っているの?
オイルに異常がないとしたら、なんで止まってしまうの?


まあいいや。
夕方整備屋に行けばなんとかなるでしょ。
ていうか、あそこまでワタシ、辿り着くのかしら。
30〜40分、無事に走ってくれるかしら。




午後の仕事をやっつけ、整備屋に。
びくびくしながらE嬢を走らせましたが、なーんの問題もなく到着。


結局。


「他に問題なさそうなんで、たぶんこのセンサーが誤作動しているんだと思うんです」

と、整備屋のせがれが指さしたのは、サイドスタンド。

「エストレヤは、ここの誤作動がたまに出るみたいなんですよね」と。


バイクに乗らないかたのために説明させていただきますと。
サイドスタンド降ろしたまま、うっかり走りはじめると、コーナーで転倒(しかも派手に)してしまうので、そうならないように、サイドを降ろした状態ではギヤを入れるとエンストするようになっているのでございます。

で、せがれが言うには、たぶんこのセンサーが、走っているウチに「サイドスタンド、降りちゃってますけどいいんですか?」と、作動してしまっているんじゃないかと。


油さして、なんかスタンドをギコギコ動かして、誤作動しないように調整してくださいました。
ついでにクラッチワイヤーにも油をさしてくれまして。

「これでちょっと様子見て、それでも止まっちゃうようだったらまた言ってください」と。


今のところ快調なので、きっとサイドスタンドの誤作動が原因だったのでございましょう。


で、ついでにワタシ、せがれに質問したんです。

「エンジンオイルって、エンジン止めてすぐって姿が見えないモノですか?」と。
「そうですね」<相変わらず愛想のないせがれ。
「どこに行ってしまっているのですか?」

せがれ、不思議そうにワタシを見た後
「エンジンの中を回ってます」


ああ。
言われてみればそうよね。
ゴメンナサイね。何も知らなくて。



いろいろと勉強になりました。


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