まつや清の日記

2006年01月31日(火) 子育て真っ盛りのお母さん達

 「みんなで考えるお産と子育て―熊手麻紀子さんを囲んで」という会へのお誘いを、つい先日開院したばかりの「Ami助産院」の助産師・近藤亜美さんから頂きました。遅れて参加しましので熊手さんのお話はほとんど聞くことはできませんでしたが、質問・意見コーナーで5人くらいのお母さん達の声を聞くことが出来ました。

 会場はアイセル21の畳の部屋で、30人ほどの参加者でしょうか、若い世代のお母さんばかり。助産師の近藤さんは、20年ほど前に「夫婦別姓を考える会」で知り合いになった方で「普段のお仕事とはかけ離れていると思いますが、子育ては松谷さんの原点でもあると思います。ぜひ、市民感覚でのぞきにきてください」。

 子育て世代から随分離れてしまった、尚且つ、政治家として、こうした場所に参加するのもなかなか気がひけるものですが、「なーに言ってるんですか、松谷さんはちゃんと子育てしてきたんだから、いいんですよ。先輩として参加してくれれば」の近藤さんの言葉に気が楽になりました。

 私の子育て意見は「おっぱいが出せないからと言って、あんなに楽しいものを女性に独占させる事はない、ごはんを作った後に子供達に「お父さん、おいしかったよ」と言われた時の喜びを味わおう、仕事のやり方が変わるよ」というものです。それにしても若いお母さんたちの悩みはほほえましいというか、深刻というか。

 1人1人にていねいに答える熊手さん、なかなかの人です。さっそく著書の『となりのミドワイフ』を買いました。私達の世代で議論してきた事がそこには書かれています。女性にとっていいお産をするか、しないかで、その体験が心的外傷ストレスとして子育てに大きく影響するとの指摘は考えさせられました。男は?

 一方で、やはり時代はNPO時代か、主催者の子育てサークル『かんがるーぐみ』の悩みながら子育てサポートをすすめる子育て支援事業への関与。小泉首相の元、猪口邦子少子化・男女共同参画担当相は、出産無料化など矢継ぎ早に少子化対策を打ち出し始めていますが、対抗政策はどう打ち出せるのか。


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K.matsuya

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