2005年09月22日(木) |
今更ながらの「官から民へ流れるか」の郵政特集 |
国会において、郵政特別委員会が今日発足しました。どちらにしても自・公与党政権の圧倒的多数で可決されることは明白です。こうした中でたまたま「ニュースステーション」を観ました。
「340兆円郵政マネー 官から民に流れない」のテロップのもとでキャスターの古館伊知郎さんが一生懸命叫んでいます。「本当に官から民へお金はながれるんですか」といつものオーバーアクションでゲストに詰め寄っています。
古館さんのこの姿に何か白々しさを感じるのは私だけでしょうか。選挙時の党首討論でこの方が小泉さんペースの司会運営をしていたことは多くの方の記憶に新しいのですが、今更、この発言は何なんだろう、ということです。
政府の借金661兆円(普通700兆円とか770兆円という言う言い方もされますが、661兆円の数値を使っています)のうち、郵貯で108兆円、簡保で54兆円の国債を買っている、借金の24%を郵便局が引き受けている円グラフが示されています。
これでは、この国債を何とかしないうちは、郵貯も簡保も民に流れない、とゲストに迫っているのです。ウーン。朝日テレビ古館さん大丈夫ですか?
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