まつや清の日記

2005年06月04日(土) 「民を救った義士たちの物語―その時歴史は動いた」を観る

 先日、NHKのテレビ番組「その時歴史は動いた」の「宝暦の治水・薩摩藩士の苦闘」を観ました。薩摩藩の反幕府のメンタリティの遠因にもなったといわれる大治水工事。

 NHKホームページの説明によると
 「江戸中期、徳川幕府と薩摩藩の間に知られざる戦いがあった。宝暦4(1754)年正月、突如薩摩に下された濃尾平野の大治水工事命令。薩摩藩士たちの多くが幕府への抗議を主張する中、薩摩藩家老・平田靱負(ひらた・ゆきえ)はあえてこの難事業を引き受ける。現場に赴いた藩士たちを待っていたのは過酷な労働環境、そして横暴な幕府の監督官たち。病気や事故、幕府に対する抗議の切腹で、80名以上の薩摩藩士たちが犠牲になる。一年半にわたる苦闘のすえ工事は完成するが、その直後、家老・平田は武士として最後の決断を下す−。
 歴史の影に埋もれた悲劇の宝暦治水。日本最大級の治水工事を実現した薩摩藩士たちの苦闘の全貌を描く」。

 抗議の切腹が明らかになることが幕府への謀反となる時代に、記録には「腰のもので命を落とす」(はっきり記憶していないのですが)としてしか書けなかった薩摩藩。家老・平田も治水完成後に切腹。

 県知事選挙で勝利する為に「薩長連合」をと主張してきましたが、明治維新から100年前の歴史的事件に改めて歴史の原動力の一つを垣間見た想いです。

※※ 「新しい静岡県を創ろう会」は、知事選挙の候補者として吉田としあきさんを応援することを決定しました。マスコミの注視するフルオープンの中での白熱した議論と民主的な決定でした。

 


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K.matsuya

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