まつや清の日記

2005年05月15日(日) アジアを考える静岡フォーラム総会

 1988年4月19日の新聞報道でフィりピン人のマリア・クルスデスさんが静岡市駒形で餓死した事を知ったキリスト者、学者、市民活動家が「2度とこのような事件を起こしてはならない」と結成されたのが「アジアを考える静岡フォーラム」。以来、消滅の危機を乗り越えながら継続してきたNGO団体です。

 今年度は、弁護士の小川央さんを代表に選出し、05年度の活動方針を確認しました。代表の挨拶は簡単に紹介します。若い世代の弁護士に大いに期待です。

 「現在の外国人犯罪に対する世間一般的なイメージは、凶悪で日本人の犯罪とは異質なものというイメージだろうと思います。しかし、統計上にあたったり個人的に担当した刑事事件を通じて見えてきたものは、外国人犯罪は決して日本人を犯罪に比べて凶悪なものではないことと、日本人も外国人も罪を犯すに至るプロセスや理由は変わらないということです」。

 今年度は、この団体が初期にやっていたそれぞれの国と日本の関係に関して講演会やそれぞれの国の料理講習をミックスした参加しやすい講座が計画されます。韓国、ラオス、フィリピン関係を予定。勿論、主要な活動は、外国人からの相談活動=「マリアの家」であることはいうまでもありません。


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K.matsuya

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