まつや清の日記

2005年03月01日(火) 石川知事、昨日に続いて「富国有徳」を説く

 今日の代表質問は、公明党の早川育子議員、KEN-MINの森本なおこ議員の2人。早川議員からの政治姿勢に関する質問への答弁は、「富国有徳」研究会の報告を昨日の答弁より更に詳しく、というかしつこく。特に「いいひとづくり」の強調で、新年度に「創知協働人づくり県民会議」を設置する話しをエンエンと。
 
 県民会議の委員長に、有馬朗人氏を要請中、委員長直属の会議を情報発信力のある方にお願いし、産業界、教育界、NPO、女性団体などで専門委員会を作ってもらい、大県民運動を巻き起こすとを誇らしげに答弁していました。

 森本議員が「プール金、簿外郵券、贈収賄問題」についての質問項目があげていましたので、その時にはどんな答弁するんだろうと「いいひとづくり」発言を聞いていました。ところが、また、政治姿勢の質問には昨日と全く同じ「富国有徳」論を繰り広げ、不祥事の質問を飛ばして少子高齢化の質問に答弁を始めてしまいました。

 65歳などというのはWHOが勝手に作った数字と、自分も65歳だけど元気だ、ヤジで知事ももっと頑張れ、がでるとますます話しが長くなり、いつもの石川節。恐らく途中で、答弁を踏み外している事に気がついたのでしょう。不祥事問題に戻って答弁していましたが、ほとんど棒読み状態。贈収賄事件について本来なら公判が始まって本人が罪を認めた時点で懲戒処分だが、あまりに信頼を失う行為なので、収賄の意図を本人は否定しているが、金銭授受を確認できたのでその段階で懲戒処分を下した、との答弁。(これって、許されるの?)

 きのうは本当に元気がなかった石川知事ですが、今日は少しいつもの調子、それでもやっぱり、元気がない石川知事でした。何か異変でも起きているのかな、と勘ぐりたくなります。

 明日は、大石哲司議員が空港一本で質問します。傍聴してください。

 明日の質問者と質問項目です。

質問順序 1
質問者  酒井政男
1 知事の政治姿勢について
(1)県民の暮らしを守る施策
(2)石川県政3期12年の総括と多選問題
(3)三位一体改革
2 静岡空港建設の問題について
(1)土地収用問題
(2)中部国際・羽田の2空港の影響
3 東富士演習場基地問題について
 o 米軍再編と海兵隊移転問題
4 国民保護法への県の対応について
5 浜岡原発について
(1)耐震安全性
(2)老朽化問題
(3)原発震災対応
6 地震、台風等の被災者生活支援について
7 国民健康保険について
(1)国庫負担率の是正
(2)都道府県財政調整交付金のあり方
(3)国民健康保険制度改革の方向
8 少子化対策について
9 大型店進出対策と中小業者対策について
(1)大型店進出対策
(2)木造住宅助成による中小業者への支援
10 農業問題について
(1)食料自給問題
(2)農業行政の基本姿勢
11 前沼津土木事務所長の収賄事件について
(1)政・官・業の癒着問題
(2)政治献金問題
(3)談合対応
(4)政治責任
12 公契約制度について
(1)公契約条例
(2)元請・下請関係の対応
13 教育行政について
 o 少人数学級
14 警察行政について
(1)捜査費・捜査報償費
(2)第三者の監査・調査
(3)知事の要求監査の必要性


質問順序 2
質問者  渥美泰一
1 人づくりの推進について
(1)将来を展望した人づくり
(2)教育委員会の取り組み
2 少子化対策への取り組みについて
 o 次世代育成支援対策行動計画
3 観光振興策について
4 県産材の利用促進について
5 若者の就業支援について
(1)就職支援の取り組み
(2)学校における職業教育
6 農業高校について


質問順序 3
質問者  長崎国男
1 公的試験研究のあり方について
2 地球温暖化防止対策について
(1)県の今後の取り組み
(2)市町村への推進方策
(3)地球温暖化防止活動推進センターの役割
3 県立静岡がんセンターの今後の進むべき方向性について
4 田子の浦港の整備について
(1)中央岸壁の改良
(2)みなとまちづくりへの取り組み
5 主要地方道富士裾野線今宮バイパスの整備について
6 屋外広告物対策について
7 特別支援教育について
 o 支援計画の策定


質問順序 4
質問者  大石哲司
1 静岡空港について
(1)土地収用法に基づく事業認定申請と開港時期の延伸
  ア 認定申請の時期
  イ 認定の可否と権利取得の時期
  ウ 延伸による逸失利益またはメリット
  エ 空港完成に向けた決意
(2)予想される反対運動
(3)地域振興
  ア 臨空地域振興策
  イ 進入路直下地域の地域対策
(4)地方空港をめぐる新たな動き
  ア 国際化機能に対する国の支援策
  イ リージョナル路線の充実
  ウ 静岡空港を活用した農水産物の販路拡大
(5)今後の推進体制の強化
  ア 民活化
  イ 広報活動及び職員の意識改革


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K.matsuya

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