まつや清の日記

2004年08月29日(日) 東京都中野区長のすすめるNPM

2日目の政策研究会のテーマは、二つ。
1、田中大輔中野区長が進める「市民社会を作る自治体改革の実践」
2、大林ミカ環境政策エネルギー研究所副所長から世界の自然エネルギーの趨勢と静岡県空港跡地利用による自然エネルギーセンター構想」

 前者については財政の現状についての基本的認識からはじまり、既存の「ニーズの発見が政治、ニーズの主張が住民運動、それに答えるのが行政という考え方」からの転換が必要で、行政に経営的視点が必要であり、NPM手法の導入を主張されていました。時間がなく十分な議論が出来ませんでしたが、当然のごとく行政の民営化、市場原理の導入への批判的意見が出されました。

 この講演を聴いて、いくつか質問を考えました。
 例えば保育園運営に指定管理者制度を活用しての民間団体を導入が中野区で進められ、賛成・反対の大議論が巻き起こりました。そうしたことを前提に

1、首長として今までの革新・保守構造を前提にしない施策を進められる過程における議会との関係で与党・野党というわけ方についての考え方について
2、指定管理者制度の協定作成過程における関係者の参加システム、民間団体含めた情報公開はどのように進めているのか。
3、PFIについての考え方
4、こうした自治体運営においては職員の人事がどうしても財政畑のエリート関係者が優遇されるがどう考えるか
5、こうした手法への労働組合の抵抗と新しい公務員管理の手法について
6、中田横浜市長とのスタイルとの自己区別の認識を持たれているのか
 などでしたが、時間の関係で質問できませんでした。

 静岡県もNPMについては先進県ということで企画部からいただいた資料を参加者に配布させてもらいました。 

 9月に入って、質問できなかった点について政策情報センターとしても個人としても田中大輔中野区長インタビュウ機会を作って実現してみたいと考えています。エネルギー問題については後日お伝えしたいと思います。


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K.matsuya

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