まつや清の日記

2004年05月29日(土) サールナートホール9周年・らせん劇場公演




 静岡の文化情報を発信し続けるサールナートホール。
 9周年記念ということでらせん劇場の公演『デカンショ』。

 劇団『らせん劇場』の歴史は、静岡での1970年代の社会反乱の文化メッセージの一つの答を創りだしている姿でもあると言うのは、勝手な私の言い分。

 都築はじめ氏の脚本に基づく作品はほとんど観てきたいるのだけれども、障害者演劇を続ける演出家・佐野暁さんとは、そのイメージが違う。

 佐野さんは自宅を開放して演劇のスペースを創ってまでしてその文化表現にこだわる。
 
 結局のところ、その表現の場となるスペースの確保が最後は問題。
 貰ってきたチラシに「劇団らせん劇場 代表 都築はじめさんと劇団午後の自転 代表 岡康史さんのとの対談」の中でサールナートホールを使えなくなるという表現があったが気になる所。

 グランシップや舞台芸術センターを抱える静岡県、どこに舞台芸術の視点を定めようとするのか、鈴木忠志さんをを含め大シンポジウムでもやってみるのはどうなのか。高尚なレベルの鈴木氏と静岡の在野で活躍しつづける舞台芸術家たちとのバトルに期待するのは私だけであろうか。

 写真は、『デカンショ』1シーン、ひょっとして著作権で問題となるかもしれません。


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K.matsuya

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