久し振りに街に出ました。 けや木通りで、車販売のワッフルを買い込み、しばらく街並みを見ていました。 パリの路上でのオープンカフェを連想させる空間です。 椅子、椅子にすわる人々。 葉の落ちた樹木は冬を再確認させてくれます。 上を見れば丸井ビルどおしを結ぶ二つの空間通路。 後ろを見れば、松坂屋。 ルイ・ビトンのおおきな広告物。
人の賑わい、モノの並び方、景観は、一朝一夕には形成されず、そこには歴史の集積を感じます。34年間も静岡に住みつづけて記憶に創られる風景とこの街に生まれ育った人々の原風景には、差異が存在するうだろうなと思いながら、眺めていました。
3人目の子どもが大学進学ということで静岡を離れます。 彼の脳裏にどのような記憶が積み重なっていくのか、久し振りに一緒に街に出て感じたことでした。
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