2004年03月19日(金) |
静岡県の最悪シナリオ |
最終日の討論は、自民党、平成21、公明党、KEN-MIN、共産党、そして私。 基本的なパターンは日本全体の情勢分析をおこない、予算に関する議案の賛否、予算以外の議案の賛否、そして要望事項という流れです。 ちょっと変えて見ようと変則的な原稿を作って見たのですが、本会議場で他の方々のオーソドックスな討論の中では、やはり「浮き浮き」状態でした。
10分間で議員の方々や傍聴者、マスコミに注目してもらえるような論理とセンスある討論、前日に作っているようではちょっと無理かな。
それでも、共産党の方々は、企業よりとか国よりとか、という決まっている構図。他の会派の方々は、知事提案に賛成なので、大体の場合は提案書に沿う内容です。
今回、一番言いたかったことは、三位一体改革の中で、地方交付税の削減が、52兆円という交付税特別会計累積赤字がある中で、借金分が削減されていくのではないか、という12月議会での私の発言に、財政当局は、そのシナリオで予測を計算してくれていましたので、そのことを伝えたかったわけです。
この辺は、県の「官僚」グループ、意外と議員意見をすぐに文字にしたり、試算したり、対応の早さには驚きます。他の議員からも意見が出ているのか、私ごときの心配は、予測済みと言う事なのか、よくわかりません。
5年間で、地方交付税の不足分、国は一般予算で、自治体は臨時財政対策債で1対1で出し合っているのですが、それが5年間でゼロになるという想定です。
そうすると、何と2年後の06年で経常収支比率が100を超えます。勿論基金はゼロです。財政再建団体転落の可能性が生まれます。それくらいに厳しい財政運営状況であるわけです。
詳しいこと知りたい方は連絡してくださいね。 とにかく、今日で2月定例議会が終わりました。 1年間の県議会、みんな初めての体験でした。 勉強、緊張の連続でした。 まずは、ゆっくりと休息したいですね。
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