2004年03月06日(土) |
日本語教育センターの卒業式に参加 |
学校常人日本語教育センターの卒業式に参加しました。 101名の外国人、ほとんどがアジアの留学生です。
毎年、卒業記念集に、若いアジアの学生たちが生活の中から見える静岡が語られていて、面白く読ませていただいています。
恒例で学校で富士山登山をやっていて、必ず、富士山の話は出てきます。 今年の卒業生代表のネパール出身のエレザさんは、ネパールでの多くの民族が仲良く暮らしているという祖国の紹介と「日本のやおろずの神」についての言及がありました。
ひょっと、気になったのは、ある学生が、イラクへの自衛隊派遣を支持するという文を書いていたところです。イラクのあの状態では、軍事的訓練をうけていなければ、とても活動が出来ない、戦争でなく人道的支援で行っているのだから、支持すると。日本語教育センターは、日本の過去の侵略の歴史については、学校の教育方針として反省と謝罪、対等な関係へという立場性を表明している学校ですが、考えさせられました。
14年間、この学校が出来てから関わりつづけておられる名誉校長の横山さんが「10年前の学生と今の学生を比べるとかなりの変化がある、日本の若い世代同様に暮らしが少し豊かになってきていて、がむしゃらに勉強するという気風がなくなりつつある」とのことでした。
アジアとの対話、若い世代とも議論が必要のようです。
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