音を聴く日々。
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2008年12月28日(日) |
COUNT DOWN JAPAN08/09 |
今年も行ってきました、COUNT DOWN JAPAN。 初日のみ参加。 京葉線の乗り換えめんどくさいなぁと思いつつ、 しかし座りたいので、東京駅経由で海浜幕張へ。 なかなか混雑していたが、始発なので無事に座って現地まで行けました。
駅で友達と待ち合わせて、会場へ。 そしていざ入場にという時に友達が一言。 「チケット忘れた…」 わぁぁぁぁぁ。前もってチケットを渡しておいたのが仇になっちゃったよぉ。 事前に確認しておけばよかった…と思うも、時既に遅し。 当日券の販売もないし…。ということで、友達はとんぼ返りで自宅へ。 自分の分のチケットを持っていた私は、会場の中へ。 とにかく、友達が早く帰ってこれることを祈り、 そして、ごめん!と心の中で思いつつ、ライブを見て待つことにしたのでした。
■くるり ライブのスタートは、earthステージでくるりから。 カウボーイハットをかぶり、服もカウボーイスタイル(?)で 岸田君、佐藤君、ボボさんの3人登場。 うわさでは聴いていたが、ほんとに3人でやるのかぁ、と不思議な感じ。 だって、くるりを見にいくようになって以来、 ギター1本だけ(キーボードもなし)なのは、おそらく初めて。 3人でできない曲もあるんだろうなぁ、 と思っていると新曲からライブスタート。 2曲目は「虹」。続く3曲目は、また新曲。 腐った白菜や何日も経った白滝が出てくる、アナーキーな曲。 くるりらしいといえば、くるりらしい。 (というか、そんな歌詞は岸田君しか書かないか) 「今日は新曲をたくさんやりますよ。くるりのCD持ってる人はすいません」 という岸田君の言葉の通り、続く3曲も新曲。 いつもの自分だったら、「あー、あれやってほしかったのに…」と なるとこなんだが、そうはならなかった。 そのくらい、この新曲たちが良かったのですよ。 どれも派手ではなかったけど、素直に良い歌だなぁ、と思えた。 「さよならリグレット」にしてもそうだけど、きっと岸田君のモードは、 誰もが(とまではいかないかもしれないが)ほっこりするような、 良い曲をつくるところにあるんだろう。 これまでのいろんな挑戦や、それに伴ういろんなバンド編成を経て。 佐藤社長の物販紹介コーナー (いつもどおり紹介した商品は、無造作に床に投げる、そしてスタッフさんが回収) を挟み、ラストは「HOW TO GO」。 これがまたぐっときた。過不足ない『今のくるり』の音、グルーヴ。 それを年末に感じられる非常に良いセットだったと思う。 まぁ、フェスだからくるり見てみようというお客さんには物足りなかっただろうけどね。 周りからも、「もっと知ってる曲やってほしかった」という声も聴こえたし。 そこも含めて、くるりっぽいぞ。と思いました。
■スカパラ スカパラには間に合うといいなぁ、と思っていたけど友達の到着は ライブ途中になってしまうとのこと。 合流しやすいように、earth後方・左側に移動。 そしたら、確かにステージとの距離は歩けど、見通しが良くて 無理に真ん中に行くより見やすいこと、見やすいこと。 そこで、またまた申し訳ないが、ライブを見つつ待つことに。 スカパラは、谷中さんがもう酒飲んでんのかってくらい、声が枯れてましたね(笑)。 それを聴いて、なんだかテンション上がって良かったけど。 加藤さんのギターも沖さんの鍵盤もかっこよかったなぁ(ホーンじゃないのかーい)。 そしてここぞとばかりに、びょんびょん跳ねて踊ってたら、 2組目なので早くも息が切れました… あー、ライジングでスカパラ見た時は、もっと体力あったはずなのに。
■perfume スカパラ終わりで友達と合流。 本日の目玉と言っても過言ではないperfumeに間にあって本当に良かった。 ということで、perfumeを鑑賞するのですが、人の量が半端じゃなかった。 ステージに向かって手を振るお客さんたちを見て、あーちゃんは 「ナウシカのオームが出す金の糸みたい。でもきもーい」と言ってました。 そうか、きもいくらいに人が集まってんのかぁ。やっぱり、人気者だわ〜。 perfumeを初めて見た印象は、と言いますと、ショートパンツにパンプスだった、 かしゆかの足がめちゃくちゃ綺麗だった。細い!まっすぐ! そして、脱力のMCがたまらなかったです。 「男の子ー!女の子ー!」って呼びかけはわかるけど、 「眼鏡の人ー!コンタクトの人ー!裸眼の人ー!」っていうのは何なの? 定番なの? あとは、キレの良いダンスと中田さんの曲がやっぱり、人をひきつけるのねー。 一気にただのファンになりました。 あぁ、やっぱり「GAME」は買っとくべきだった。早めに買います。
■真心ブラザーズをちょっと→ハナレグミ perfumeの興奮を冷ますためご飯を食べて(気付いたらもう16時過ぎてた…)、今度はGARAXYへ。 真心のらすと1曲を見れました。 大きいレンズのサングラスをしていた桜井さんが心に残りました。 そいでもって、ハナレグミ。大きなステージに一人きりで登場。 エレキギターとアコギを時々持ち替えての弾き語りライブだった。 「気持ちいー、最高ー」と繰り返して叫んでいた永積君。 「音タイム」や、「家族の風景」や、オリジナルラブの「接吻」をあの声で 思う存分聴かせてくれて、こちらこそ、気持ち良かった。 お酒飲みながら座ってまったり聴きたいくらいに(疲れてたとも言う…)。 最後にやってくれた新曲も染みました。 ラジオで生ライブ聴いてても、無料でこれを聴いしまっていいのだろうか、 と思わされる永積君の歌。 唯一無二というのは、こういうことを言うのでしょう。
■100s earthに戻って100s。 足が重くて、もう絶対座って見ると思っていたのだが、 「キャノンボール」を聴いた途端に勝手に体が動いてしまいました、はい。 100sは、これが今年最初のライブだったそう。 封印していた(のか?)中村一義時代の「君の声」や「永遠なるもの」 なんかもやってくれて、武道館を思い出したよ。 そういえば、中村君て良い曲ばっかりを作る人だったーっとも思いました。 ラストは、「ロックンロール」で締め。 曲の終わりでまっちぃと小野ちゃんがごちーんと衝突して、 まっちぃ倒れこんでたけど、 大丈夫だったでしょうか…? 怪我してないといいけど。 2009年は、また100s聴いてみよう。
■民生を2曲ほど→bonobos ギターを弾きまくる民生氏を見た後、再びGARAXYへ。 今年絶対見ておきたかったbonobosです。 あ〜、やっと見れるとわくわくで会場に入ったら、 金髪のおかっぱにピンク系のブルゾン、ピンクのタイツ(に見えた)を 履いてギターを持った人が目に入る。 あれ?bonobosのギターって女の人じゃないよね? 女の子は森本夏子さんだけだよね? 不安になって、タイムテーブルで確認してしまった… 結局、金髪おかっぱの人は、ギターの佐々木さんでした。 (女装?と思ったけど、あれはどうも地毛らしい) bonobosは、ロックバンドとリズムが違って気持ちよかった。 特にベースのリズムが。あれが、ダブの要素が入ってるということなのだろうか。 これまた、疲れているのに思わず踊ってしまう。 そして、心から音楽って楽しいー!という気持ちにさせてくれる曲ばかりで、 聴いてて幸せだった。 蔡さんの歌も、そしてbonobosと一緒に歌う 「Mighty Shine, Mighty Rhythm」の♪ピッピーパッパーも、 「standing there」「Thank you for the music」も最高でした。 ありがとうー! 来年こそは、ライブハウスに見に行くぞー。
■DJブース さて、残すはトリのバンド、というところなのですが、どれ見てもいいし、 どれ見なくても良いという状態だったので、じゃぁ1回は行っときますか、 ということでDJブースへ。 今年から、アリーナのような場所に移動になって、 通りがかりにちょっと見ていくってことができなくなったのでね。 寒い通路を抜けて、会場に入ってみると、 そこは外国人が作った日本の風景という印象の不思議な場所だった。 全体的には神社がモチーフなんだけど、ぎらぎらライトは光ってるし、 踊り狂ってる人たちはいるし。 ちょうど私たちが行ったときは、ニチョケンの小堀さんの時間でして、 これが80年代アイドルから90年代の懐かしいバンドの曲のオンパレード! 明菜ちゃんとか、トシちゃん、マッチ、ジッタリンジン、そしてブルーハーツ!! 思わずテンションが急上昇、特にリンダリンダでタカが外れて、跳ぶわ、跳ぶわ。 bonobosの蔡さんが言ってた「体力残そうと思うなよ」っていう言葉が頭に浮かんだよ。 そうだ、楽しかったら、体力なんて気にしてられんー 小堀さんがかける最後の曲「人にやさしく」まで日常を忘れて暴れさせてもらいました。
あと、DJブースで忘れられないのは…ピンクのダウンの女子。 私と友達が、湊屋のハム焼き(ジューシーでおいしかった!)と ビールで一息ついてたら、 流れ出したperfumeの「チョコレイトディスコ」。 それにあわせてDJブースの外で踊りだす女子が一人。 左手にはエアマイク(決して離さない)。表情は、真剣そのもの。 振り付け完コピ。 後ろを振り向くところや、回転するところもばっちり。 周りの目など全く気にしない、ただ踊りたいから踊る姿勢がまぶしかったわ。 近くにいた人たちも爆笑しつつ、最後はみんな彼女に拍手を送ってました。 そして、曲がなり終わると何事もなかったように友達 (少し離れていたところで見ていたらしい)から食べ物を受け取り、食べていたあの子。 そのあっさりしたところも素敵だぜ。 いいもの見ちゃったよー、ほんと。
perfumeダンスに満足して、幕張メッセの外へ。 渋谷さんも前説で「このご時勢に…」っていう話をしてたけど、 厳しいニュースが後を絶たないこの時期に、音楽聴いて、踊って食べて飲んで、 幸せだったなぁとしみじみしました。 来年もおんなじように、今年も無事参加できてよかったねーって 笑っていられるといいな。
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