ミウラ記

2011年06月11日(土) ど疲労。

6月9日。

ミウラの約1年半ぶりの舞台がありました。
今までと違って若手の座員によるものだったので、
気楽は気楽だったのですが、、、、

やはりベテランの力は凄いのだなとも思うわけです。

自分の力の無さを改めて実感しました。



ところで
舞台の最後の告知等に関してある先生がダメ出ししていたのです。
「お前ら普段大劇場で若手として出てるのに告知しないって
 プロとしての自覚がなさすぎる!!(怒)」

皆「・・・・・・・・・・(確かに。自覚足りなかったなぁ)」

ミウラ「・・・・・・・・・(出てねーよ)」

1年半前に出たのはなんせ1日ですし?
まともに出てたのなんて2年以上前ですし?
出てないのに出てますなんて言えるわけねぇだろ。

打ち上げ時の社員さんからもダメ出しをいただきました。

「皆さんこれで食べてこうとしてるんですからもっとハングリーにならないといけないと思うんです」

皆「・・・・・・・・・(そうだよねぇ)」

ミウラ「・・・・・・・・・(あんま思ってなかった)」

会社役員のミウラ、そんなことあんまり考えてません。



でもこんなのも居てもいいんじゃないかなとも思うんです。
色々な人が居る方が舞台はより色づいていくんじゃないかなっていう言い訳。



この打ち上げの時に先輩に何故この劇団に入ろうと思ったかききました。
たいてい、素晴らしい役者や劇団自体に憧れて入っているんです。
今まで辞めていった座員さえ、熱い想いを抱いて入ってきているんです。

ミウラなんて話のネタにオーディションを受けた口でして。
熱い想いとか絶対に受かってやるとか思いもしません。

なので、まさか受かるなんて思ってないから面接でも爆弾投下してました。



面接官「(劇団名)を観たことは?」

ここで普通の人ならメディアや実際の舞台のことを話すわけですが

ミ「あ、一度も観たことないです。(軽)」

面「……え? 舞台を見たことない!!?」

ミ「はい。メディアでも観たことありませんし実物もないです」

面「何で(オーディション)受けたの!!?」

ミ「いやー、役者目指してるって知人に言ったら
  お前が女優!? 良くて芸人だろ と言われて
  で偶然オーディションのこと聞いて話のネタに

面「……あー……そう……」



きっと面接官の複数人全員が
なんでやねん
と心の中でツッコミを入れていたことは間違いありません。


こんなもんだから受かった後も他の皆との意識や知識の差に焦りを覚えるわけです。


先輩「劇場にもたくさん足を運んで、先輩に顔覚えてもらうんだよ」

皆「はい!」

ミ「はい!(っていうか劇場の場所知らねぇや。……どこ?)」

実際に見学しに行った時も大変です。
全く興味がなかったミウラ、誰が誰だか全くわからない
事前にネットで顔や名前見ても古い情報だったりして実物は違うので。



月日が経つにつれ思うわけです。

……やばい、これはやばい。
何でこんな奴がオーディション受かっちゃったんだろう。
オーディションの時なんてもっともっと個性的な人居たのに、彼らが受からずに何故に自分が残ってしまったのだろう……。
きっと自分より受かりたかった人はごまんといたはずなのに。



自分の合格したこと自体への疑問、存在意義、何を求められて合格したのか。

そしてどこを目指していけばいいのか。









で、気づいたらバイト漬けの毎日だったわけですね!!

走り始めたら止まれないミウラはバイトで年収350万くらい稼いでいました。
今やそれをも超える勢いで会社役員です。
多分、若手の中で唯一裕福な独り暮らしを送っているはずです。
(実家にいる人も多いんで……。そりゃ食ってけねぇわ)



今回の催しにはとても感謝しています。
何か、改めて自分の感じていた不安が浮き彫りになったんです。

それも今回の舞台、全20人くらいいる役者の中で
2番目に長く出てる重要ポジション。
(ちなみに主役より長く出てます)
先輩を差し置いてのまさかの配役に、ミウラは真白になりました。

「次はミウラさんのポジション奪い取りに行く」

と、同期・先輩の女優陣ほぼ全員に宣言されました。



ウケルー 超ウケるー



何の芸も持ってないミウラ。
特別美人でもない、不細工でもない。
改めて、何でもないと思います。


じゃあどうすればいい?

どうなっていったらいい?






ってここまで考えたらなんだか眠くなっちゃった★

体の疲労だけじゃなくて頭もここまで使ったらそら眠くもなるわ。
とりあえず、いったんたっぷり休養をとって、
それからひたすら頑張ろう。


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