それは、ミウラ弟が風呂に入ってる時のこと。





ミウラ母「ミっちゃんミっちゃん！！」

ミウラ「ん？」

母「弟ちゃんが見せてくれなかったやつ見ちゃお！！」

ミ「何を？」


そう言うとミウラ母はミウラ弟の鞄から一枚の紙切れを取ってきました。


母「これこれ！！」

ミ「これって……あ、この前のテストの成績表じゃん！」

母「あの子絶対見せないとか言ってたんだもの、見ちゃお！」

ミ「どれどれ」

母「どう？」


・

・・

・・・・

・・・・・

十数秒経過。



ミ・母「（絶句）」


そして数秒後、


母「へ、偏差値が数学以外３０台だわ……！？」

ミ「か、か、母さん……っていうか、この３教科合計の順位さ、
　　……下から３番目だよ？」

母「ぅそ……」

ミ「世界史に至っては
　　受験者数と順位……
　　一緒（＝最下位）だよ？」

母「・・・・・・・・・・・・」

ミ「・・・・・・・・・・・・」




そんなわけで二の句が出ないミウラ親子でした。
今までミウラ妹が最強の馬鹿だと思ってましたが、


母「妹ちゃんはここまでひどくはなかったわよ」


という訳でミウラ家の学力格付けはこうなりました。


ミウラ弟＜ミウラ母＜ミウラ妹＜ミウラ＜ミウラ父





でもさ、前向きに考えようよ！！
一番下に居たらあとは上しかないじゃない！！



……うん。
……頑張ったらいいよ、我が弟よ。