★ランキン@JRA馬券道場名人&社長の馬券日記
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2014年06月03日(火) |
ランキン馬主への道? その234 日本ダービー、イスラボニータは無念の2着 |
自分の一口馬がダービーに出走する事なんて、もう二度とないかもしれない…という事で、かねてから奥さんを誘っていた日本ダービー現地観戦。
まさかのおめでた発覚でドタキャンでもいいからね〜…という感じだったのですが、体調も大丈夫…という事でそのまま決行。
夜行バス、マイフローラ号でいつものように新宿へ。そこから東京競馬場へいって7時過ぎに到着。少し並んでいたら列が進んで入場。
早くから並んでくれいたM単スタッフのNELSON君がゴール前50m付近の16〜17番柱間の日陰の下になる絶好ポジションを確保してくれており、お言葉に甘えて座らせてもらう。
自分だけならどこでも良かったのですが、奥さんがいたので本当に助かりました。おまけにお祝いまで頂いてしまい恐縮しきり…。
少し席で休んで、内馬場(コースの中にある公園のような場所)へいって、外国料理フェアを楽しんだり、顔出しパネルで写真を撮ったり、1Rのパドックを見たりと。
奥さんは顔出し写真集めが趣味の一つで、思わぬところに顔出しがあってテンションUPしてました。ただ顔を出すだけじゃなく、腕まで出してダービーマフラーでムチをふるってました…。ま、楽しんでくれりゃOK。グッジョブJRA。
パドックもなかなか好評で、実物の現役サラブレッドに何か惹かれるものはあったようです。馬、グッジョブ!
その後は、M単戦士の★ラガーレグルスからの手紙、通称★ラガ手さんから電話を頂き、ご挨拶。貴重な「白いブラックサンダー」を頂いてしまいました。ありがとうございます。
その後は、その席から口取り式の集合場所(西門に近い総合インフォメーション)にどのくらいで駆けつける事が出来るのかを実験。
午前中のレースなら、16〜17番柱間の席から2分半程度でいけましたが、午後に入るとだんだん厳しくなってきました。
そこで下に降りて移動するのではなく、上に登ってスタンド内を移動する作戦に切り替えてみました。
フジビュースタンドのコースよりはモニタ等がない単なる通路と化しているため、階段で立ち止まってる人をうまく掻き分けてスタンドの中にさえ入ってしまえば、3〜4分で移動出来る事が分かりました。
本当ならゴール入線から2分以内が規定なのですが、さすがにダービーで混雑しているし、皐月賞の時も5分以上は集合場所にいたと思うので、5分以内に駆けつければ口取りには間に合うと判断して、16〜17番柱間で観戦することを決意。
とにかく昨日は暑く、6Rくらいの時間になると、単なる普通のジュースの自動販売機にさえ20人以上の行列が出来ているほど。
とにかく水分の確保には皆さん苦労されていたように思います。
ボニータは新潟2歳Sで30度を超える中でのレースも経験しているし、大丈夫なハズ…と思いながら席で待機する。
奥さんは次々に行われるレースにけっこう驚いていた。
ちなみに奥さんの人生初馬券はイスラボニータの単勝10000円。私と同じですが、いきなり10000円て…。
やめとけよ〜…って何度も言ったんですが、これでいい…という事でした。しかし10000円とは…。私が単勝10000円買うまで何年掛かったことやら。さすがに女性が度胸があるというか…。
そんなこんなでレース時間が迫ってきました。皐月賞の時にしたように、両手を合わせてひたすら祈る…。
イスラボニータの無事完走、そして躓いたり、不利がないように…。勝たせてください…というお願いはしませんでした。
そういうアクシデントさえなければあとは実力で勝てる…と思ってますから。
9レースが終了していよいよダービー。パドックにいきたかったが、奥さんもいるし、人も多いのでおとなしくビジョンで見る。
特にイレこんでる様子もなく、キョロキョロしつつもゆったりとした歩様でいつものイスラボニータ。
自分的に良く見えたのはトゥザワールド。抜群の躍動感だった調教のイメージをそのままパドックまで持ってきたようだ。
他の馬もさすがにダービーだけあって、どの馬もよく見えた。エキマエですら調子そのものは良さそうに見えた。
そうこうして蛯名騎手が騎乗して馬場入り。
イスラボニータはしばらく歩いた皐月賞の時とは違い、芝コースに入って間をおかずにスッと走りはじめて返し馬。
レースの時とは違ってわりとノーマルなフットワークで4コーナーの方へ駆けていきました。落ち着いていて良い返し馬だったと思います。
あとはレースまで待機。途中、待機所で周回してたイスラボニータがテレビカメラをすぎても、カメラから視線を外さずにクビだけ後ろを見ながら歩いていく様子が映り、相変わらずカメラ好きだなぁ…という場面も。
TOKIOの長瀬君のやや控えめな君が代が流れたあと、いよいよ集合。スターターが登場してファンファーレ。
あの「ハイ!ハ〜イ」ってどうにかならんのかな…。さすがに心臓の鼓動が早くなってきました。
自分の理想としては、ゲート後に馬任せにそろっと出しつつも、中団よりは前の位置、7〜8番手あたりで折り合って直線で溜めに溜めてからスパートという感じ。
果たしてその通りいくのか。
ゲートインが進みます。早くはないけど順調という感じ。イスラボニータも大人しくしている。
全馬揃って…スタート!
イスラボニータも五分のスタートを切った!
「ヨシッ!!!」
しかし、スタートしてしばらくして周りの馬が前にいくとつられるようにイスラボニータも前へ前へ。
口を完全に割っている!
「落ち着け落ち着けッ落ち着けぇ!」
1コーナーへ。ビジョンに視線を移すもまだ掛かり気味。
「落ち着けよッ!」
なんと3〜4番手で2コーナーに。さすがに前過ぎやしないか。あととにかく掛かってはどうにもならない。
「落ち着けっ」
たぶん、スタートから2コーナーまで落ち着けを10回以上連呼していたと思います…。
バックストレッチに入るかどうかあたりでようやく折り合いはついたような感じ。自分が想像していたよりも2列ほど前の位置取り。大丈夫なのか?
1000mを切る、なんと59.6!ちょっと速くないか?
「少し速いぞ!」
しかしすぐに、勘違いに気づく。59.6はあくまでエキマエのタイム。5馬身ほど後ろの後続はほぼ平均からややスローのはずだ。
「いや大丈夫だ!」
「そのまま!」(←すみません、いつもこればかりです」
「我慢しろ!我慢しろ!」
…と、その瞬間、先頭を走っていたエキマエが大失速。故障だ!巻き込まれるか!?
しかし、後続集団は大きな事故なく、エキマエをやりすごす、良かった!
「よし!」
しかし、これでイスラボニータはなんと2番手に!
「まだまだ!まだまだ!」
アッという間に直線へ。まだ余力はあるのか?
トーセンスターダムが先頭、そして馬なりのままでイスラボニータがあがってきたっ!
まだ持ったまま!
…
まだ持ったまま!
…
うおお、イスラボニータの勝ちパターン!
蛯名騎手が外を向いてワンアンドオンリーが迫ってくるのを確認して追い出し開始!
大丈夫だ、脚は溜めてある!
「いけいけいけいけ!」
イスラボニータがスパートして先頭に!
しかし、並びかけられてワンアンドオンリーに出られてしまう!
嘘だろ?脚溜めてたじゃないか!でもまだ分からない!
「頑張れ!頑張れ!」
そこからアタマ差ほどで粘るイスラボニータ!
「差せ!差せ!」
残り200m。もう肉眼で見れる、思いの限り叫ぶ!
「差せ!差せ!」
残り100mここで半馬身ほどワンアンドオンリーが前に…
「差せ!」
自分の目の前を残り50mを通過する…勢いの差ははっきり。もう勝てない…
「………」
最後の最後は叫ぶ事なくゴールイン…。
2着…。
それなりに長い時間だったんでしょうが、しばらく呆然としていると、ワンアンドオンリーが芝コースを戻ってくる。ウイニングラン。
平行してダートコースをイスラボニータと蛯名騎手も戻ってくる。蛯名騎手の胸中を思うと無念しかありません。
レース直後でも柔らかな美しいキャンターでダートコースを戻ってくるイスラボニータ。イスラボニータと蛯名騎手はゆっくりと地下馬道へ…。
そして横山騎手とワンアンドオンリーがウイニングラン…。何度も何度もガッツポーズをして喜びを爆発させる横山騎手。無表情のまま拍手を送る私。
正直、このコンビだけには負けたくなかった。これまで二度対戦してどちらも大きく先着していたのに。。
皐月賞は凄い脚だったと言ったって、あれはレースが終わったあとに突っ込んできただけ…じゃなかったのか…。
ワンアンドオンリーは前目に位置したらその分末脚は無くすと思っていたのですが、叩き合いで負けてしまったのはショックが大きい。
ハープスターの新潟2歳Sのように、こっちが内でゴチャゴチャやってる間に大外から末脚一閃でやられた時よりも今回の方が断然に悔しい…。
それに今回は実質スローな流れでレースの質としては、ヨーイドンの瞬発力勝負。イスラボニータに向いていたはず。それなのに押し切れなかった…。
ハナ差くらいなら首の上げ下げの運もあるが、今回は完全に力負け。
枠の差もあったかもしれないが、それでも現時点では押し切れるくらいの力量差はあると思っていました。
事前に書いたように、「いつも内枠内枠言われる事に辟易していた」んですが、結局は内枠じゃないとダメだったのか…。
そんな事を考えているうちに目黒記念が終了。さすが蛯名騎手、きっちりと切り替えてマイネルメダリストを勝利に導きました。
気持ちを切り替え、皆さんとお別れし、横山騎手のトークを聞いて東京競馬場を後に、新宿駅近くの居酒屋で奥さんと残念会。
残念だったダービーでしたが、奥さんはとても競馬を気にいってくれたみたいで、菊花賞の京都競馬場にいってみたい…なんて言ってました。
そこは本当に良かったです。菊花賞なあ…。路線どうなるんだろう。
少しずつ書いていったんですが、よく分からない日記になってしまいました。うまくまとめようにもまとめられないのでこのまま載せます…。
敗れたとはいえ、ダービー2着だってものスゴイ事なのは十分に理解していても、今はただただ悔しい…その一言です。でも、最後までよく頑張ったイスラボニータ、お疲れ様。そしてダービージョッキーにしてあげられなくてゴメンなさい蛯名騎手。これからもこのコンビを見ていたいです。。
今日、イスラボニータの皐月賞パネル(蛯名騎手のサイン入り)が社台からプレゼントされました。この写真、本当にカッコイイ。家宝にします。
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