★ランキン@JRA馬券道場名人&社長の馬券日記
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2014年02月16日(日) |
ランキン名ばかり社長日記 その50 映画「祖谷物語 −おくのひと−」を見たのでレビュー |
祖谷物語 −おくのひと−
※これより下にスクロールするとネタバレを含みますので映画をご覧になる予定の方などは見ないでください。
映画「祖谷物語―おくのひと―」公式サイト
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良かった点 ・舞い上がる落ち葉等の演出も含め祖谷の景色が素晴らしい(フィルム撮影) ・おばあの人形は実際徳島でたまにみる。リアリティ。 ・主演の武田梨奈がカワイイ ・都会に疲れて田舎にあこがれる青年、逆に田舎がイヤで都会に出ていく村人の対比 ・同様に海外から日本の田舎の良さを残したがる外人、逆にもっと便利になればという村人の対比 ・春菜がバイクで走るところの妙な爽快感 ・工藤が畑で苦労する様
悪かった点(というか理解不能な点) ・人の視線の描写の映像がグラグラするのでちょっと酔うかもしれない(これは監督は分かりきってやっている)
↑ コレ ・あんな不安定な場所で二つのバケツの水を運ぶなら、普通に両手で持って運ぶか、フタがあって運びやすい灯油タンクのようなものに入れて運べいいのになぜあんな古代の道具を使うのか?湧き水くむときはみんなそうしてるでしょ。何度もその場面が出るのでそのたびに失笑(自分はあまりこういう失笑はしないタイプなのだが)。これが「この映画ってリアルっぽいけど、実はリアリティのない映画なんだよ」という監督のメッセージなのか。別に悪い…というとニュアンスが違うが、なんじゃそりゃ?…というツッコミですね。
・アキラが(嫌っていて多少和解したとはいえ)工藤と店をやりたがる動機が不明 ・それまでドキュメンタリーちっくに進んでいた物語がある地点から突然に現実なのか夢なのかわからなくなる ・動き出したおばあの人形は何だったのか、また畑を耕したり、木を切ったり、バスに乗っていたのは何だったのか理解不能 ・おじいがいなくなり、探しにいった春菜が最終的にどうなったのか不明 ・おじいが結局どうなったのか不明 ・おじいが最後まで一言もしゃべらない(これはそれがいいともいえるかもしれないが) ・主人公春菜は地元企業に就職したようは描写だったのに、突然都会の研究所に勤めている ・なぜ都会の川におばあの人形(おじいのような)があったのか ・裸足でずっと動く回る春菜に誰もつっこまない ・祖谷から飛び出したはずの親友が何故か実家に戻って幸せになっている ・最後、工藤をみておじいと発言したのはなんなのか?
まあ、要するに物語が突然一転する場面があり、それ以降の展開がすべて理解不能なわけです。
蔦監督のインタビューのようなものを探すと、「おじいみたいな人なんて、いくら祖谷といえでも現代にはいないですよ。昔はおじいみたいな人もいたんだろうな…という痕跡がわずかに残ってるだけで」みたいな事を答えているので、そこがヒントのような気もするんですが…。
ジャンルでいえばシックスセンス的な感じもあるような…。でもシックスセンスのようにオチがあるわけでもない。う〜ん、シックスセンスというよりは「いま、会いにゆきます」の方が近い?
でも「いま、会いにゆきます」のようにホンワカ出来るわけではなくどっちかというと暗くなっていきますし…。
もちろんあえて詳しい説明を省いてるんだと思うのですが、少なくとも自分はこの映画にシックスセンスを求めていたわけはビタ一文なく。バッドエンドならバッドエンドでいいので分かりやすく描いてほしかった。
人形が動き出して以降のすべての内容が意味不明で、最後にこれを回収してくれるんだろ?…と期待していたのですが、そういったものもなく終わり。
3時間近い長編を見たあげく消化不良なので、なんともいえないモヤモヤ感があるわけなんですよ。蔦監督はこの映画で何を一番伝えたかったのでしょうか?そこがわからない。
蔦監督、いったいどういう事なの?解釈は皆さんのご自由にって映画を求めて「祖谷物語 −おくのひと−」を見たわけじゃないんですよぅ。それとも私の理解能力が足りないんでしょうか???
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