★ランキン@JRA馬券道場名人&社長の馬券日記

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2011年06月04日(土) ランキン馬主への道? その58  ラプスドールは無念の2着


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決戦の土曜日、人もまばらな初日阪神1R。

のどかな風景の中でひとりヒッフッフー…と怪しい深呼吸をするのは私ランキン。


ラプスドールの出資を決めて早くも2年が経過しようとしている。


2歳時に未勝利勝ち、そして3歳で500万勝ち、1000万で一旦は壁に当たるが、4歳春に降級して500万でもう1勝。

再度の1000万では人気薄で穴を何度かあける…!








そんな青写真はどこへやら…(本当は繁殖牝馬になった後の妄想までありますが、東京大学物語の村上化するのでやめときます)。


まさか!

3歳のこの時期まで勝てないとはッ…!


しかし、それもここまでだ!



今日こそ勝って、未勝利脱出だ!


トーアシシイは強敵だが、未勝利戦で2戦続けて2着した馬が圧倒的人気になって、吹っ飛んだケースなんて競馬をやってきて何十年、それこそ百回以上見てきたハズ。

実力はやや向こうが上も、展開利と人気の気楽さでこちらが上に立てるのでは…というのが私の見立て。


入場回数券を前回使いきってしまったので、開門ダッシュは出来ず、回数券を購入してから入場するという間抜けぶり。

しかし、重賞もない土曜日とあってか、応援幕受付も空いている。喜ばしいのかどうなのか…。


阪神競馬場の応援幕は、京都と違って自分の好きなところには貼れず、順番に隙間なく貼っていく形式です。


まあさっと貼って、あとはサービスの冷たいお茶を飲んで、パドックでたたずんで待つ。


時間になり、出走馬が入場してきた。


パッと控え通路からラプスドールが入場してきた瞬間に「オッ」と思う。


何がどう…とは上手く言えないが、今日の馬体は引き締まって実にいい感じ。

いつもはチャカつくラプスドールですが、今日はそれもあまり目立たず、この馬としてはデビュー以来もっとも落ち着いて周回している。


(もしかしてこれは落ち着きではなく、元気がなくなっての調子落ち?)

という心配もしたが、そんな感じもしない。踏み込みも力強いし、調子は維持してるどこか前走よりも良さそうなくらいだ。


1番のスリーアルテミスはやや太い印象で、そこまで良くは見せなかった。


そして唯一最大の敵、トーアシシイ。

パドックではまあ普通な印象。やや胴がつまった馬体で迫力がある感じではない。

ただ、キビキビと歩いていて前走と同じくらいの出来と見て良さそうだ。



そんな事を思っていると、ふいに隣に来た男性の方が

「どうも、いつもブログ見てます。私もラプスドールの一口持っているんです。」

と声をかけてくれました。

M単戦士さんかと思ったのですが、特にそういう事もおっしゃっらなかったので純粋な競馬ファンの方で、たまたま私の日記を見てくれたのでしょう。


いろいろお聞きしたかったのですが、あんまり立ち入った事を聞くのも失礼だよなあ…と思い、お話はラプスドールの事について。


おそらくラプスドール以外にも何頭か一口に出資されてるような感じだったこの方も

「この馬は未勝利は勝てると思うんですけどねえ」

との事。

軽装だったので一応お尋ねしたのですが、やはり口取りは出ないという事でした。

う〜む、もう何度も口取りをやってるから慣れているのだな……と勝手に想像。

「では、いい結果を…」

と、颯爽と去っていかれました。

声をかけてくれてありがとうございました。





さて、そんなこんなで、あっという間に騎乗合図がかかり、福永騎手を背に。


(頼むぞ…福永!)


心の中で念じる。




さて、返し馬。

いつもなら、馬場に出た途端に駆け出すのがラプスドールの返し馬。

しかし、今日は歩いて集団についていき、直線を電光掲示板の方向へ。

こんな事は最近なかった光景だ。


さすがに何頭かが返し馬に入り、目の前を走っていくのを見て気合が入ってきたか、うるさくなってきた。

福永騎手も途中でクルリと馬を反転させる。返し馬に入る…。


掛かるでもなく、やる気がないでもなく、実にいい感じでゆったりと、それでいて力強さを感じる大きなフォームでの返し馬。

ここ2走もリラックスしていい返し馬だったが、これはデビューして7戦、過去最高の返し馬が出来た。


これなら…と思い、これまで6戦連続で複勝勝負だったラプスドール馬券は、ついに「単勝」へと格上げ。

単勝10000円をIPATで購入して、私自身も退路をなくす。決めてくれ…!


さて、ラプスドールばかりに目がいってしまったが、強敵トーアシシイはどうか。

こちらもパドックではさほどではなかったが、走らせるとやはりいい。力強いフットワークでありながらリズミカル。走ってきそうな雰囲気だ。


スタートまではあと10分。

この時間は毎回何とも言えない時間。

鮮やかに先頭でゴールを駆け抜けるラプスドールを想像したり、逆にスタートで躓いて落馬する光景が浮かんだり、前の馬が落馬して事故に巻き込まれるラプスドールを想像したり…といろいろです。


やはり無事に走ってほしい。早く休ませてあげたい、それには勝つしかないんだ…。


いよいよ発走。さすがにスタート前ともなると閑散としていたスタンドにも人が集まってきた。


スターターが旗を振って、ゲート入りが始まる。ラプスドールもすんなりと入った。

厩務員さんが顔をナデナデして落ち着かせてるのが分かる。

他の馬もすんなりと入り、スムーズにゲート入りが完了。


スタート!

ポンッと出たサンデーレーシングの勝負服が見えた、ラプスドールは好スタート!


「よし!」


まずは第一関門突破!


そして逃げられるか…!

インからスッと先頭に立つラプスドール。


しかし、その外からグワワーと加速したニシノシュクランが一気にハナを奪う勢い。

ラプスドールも一瞬だけ内から並びかけようとするも、ニシノが譲りそうにないと見るやスッと控えたラプスドールの福永騎手。


(あ〜逃げられない…)


逃げられなかったのは想定外…。しかしもうしょうがない。

逃げ馬の直後で控えるカタチになったが、手ごたえは良く、いい感じで追走している。


(よし、これならまあまあ)


トーアシシイはどこだ?


なんと、中団あたりにつけると思っていたトーアシシイ、こちらもいつになく行き脚がついてラプスドールのちょっと後ろの好位にいるではないか。


(ちくしょ〜、なんでお前がそこにいる…!)


しかし、トーアシシイは外枠。前走のラプスドールのように外々を回らされている。


(これなら内外の差でまだわからん!)


勝負どころの4角。まだラプスドールの手ごたえは十分。

しかし、逃げ馬と番手の馬が前にいて、前が壁になりそうだ…。


直線!

逃げ馬がやや垂れてきて、番手の馬が外にいて狭くなる…。

うううう〜。


「抜けろーっ!」


さすがにここは声が出る!

番手だったバーネットはもう余力なし、ここで空気を読んだか荻野騎手が締めていたコースを少しだけ空けたように見えた。

そこを抜けたラプスドール!


「よしっ!」


しかし、気づいたらすでにトーアシシイがラプスドールの外を交わしに掛かっていた!


「ああっ!」


だが、こちらももたついてる間に脚を溜めるカタチになっているハズ、伸びてくれ!


しかし、私の願いも空しく脚色はむしろトーアシシイ。


ゴールまでは残り100m、もうダメだ…。


悔しい気持ちイッパイでゴールの瞬間を見届けた。


無念…。


ただ、多少こちらが窮屈になったとは言え、向こうは外々を回っている。

これは完敗を認めざるをえません。


前走では5馬身あったトーアシシイとの差は2馬身になりましたし、時計も1:26.0と自己ベストを更新。

ゴール前もしっかりとクビを使った推進力のある走りになってましたし、この馬も本当によく頑張ったと思います。


タラレバを言うつもりはまったくありませんが、誤算は二つ。


1 逃げられなかった事

やはり逃げるカタチがベストでしょう。ただニシノの出脚は速かったですし、しょうがなかったですね…。


2 直線で狭くなった事

狭くなった事そのものではなく、『狭くなった事により瞬時にギアを下げたり上げたり』…という切り替えを要求された事が痛かったです。


一本調子の馬だけに、ピュッと斬れる脚はありませんし、追って味もありません。差し返すような芸当はちょっと現状では無理ですね…(いずれはそういう芸当も出来るようになって欲しいですが)。



レースのVTRを何度も見返しましたが、直線ですんなりだったら、もっと早く逃げ馬を捉えていたはずで、その場合だったらトーアシシイとももう少し際どいレースになっていたと確信しました。


まあ、なんにしろイロイロと条件がつく段階でラプスドールがまだ弱いという事ですが…。


ただ、そんな中でも2着を確保しましたし、タイム的にもあとは相手関係次第で順番は回ってくるかと思います。


これで休養明けから4戦しました。

レース内容が、いまだに一戦毎ごとに常によくなっている事は本当に嬉しいです。少しずつですが、成長しておりまだまだ伸びしろはあります。


ただ、ここ2戦は中1週でのレースが続いており、そろそろ疲れが心配です。しかし、未勝利を勝たないことには秋には出るレースがなくなる…というタイムリミットがある事も事実。


次回は中2週空けて6/25(土)か、中3週空けて7/2(土)にダート1400m(牝)が組まれています。


馬に問題さえなければ、このどちらかに使ってくるものと思われます。


ゆっくり北海道で休ませてあげたいけど、なんとか栗東であとひと頑張りして未勝利脱出をして欲しい!


ガンバレ、ラプスドール。


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