★ランキン@JRA馬券道場名人&社長の馬券日記
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2011年05月06日(金) |
一口馬主の厳しさ…そして楽しさ |
マルセリーナが桜花賞を、オルフェーヴルが皐月賞を勝ち、これらの馬が載っていた募集カタログを見ていたものとしては、見事これらの馬に出資されていた方を羨ましく思います。当たりはきちんとあの募集カタログの中にあったわけです。
しかし、これらの成功馬の影には週末に出走する我が愛馬ラプスドールのような未勝利馬も多くいるわけで、じゃあ実際のところどうなのよ…というところがすぐにわかるサイトがあります。
いやま一口馬主サイトではヤフー的な存在になっていると思われる
「一口馬主DB」 http://www.umadb.com/
サンデーレーシングの2008年度産駒(PCじゃないと見るのきついと思います) http://www.umadb.com/uma.html?a=o00w00002ytbc102
社台RHの2008年度産駒 http://www.umadb.com/uma.html?a=o00w00002ytbc101
馬主としてのサンデーレーシングと社台RHって何が違うの?…という方もおられると思いますが、実際のところ馬主名義が違う…というだけで基本的に同じだと思ってOKです。
ただ、社台名義の中には馬主資格をもっている人のみが出資できる「社台オーナーズ」というのがあります。これは一頭に対して10口とかしかないので、単価がかなり高くなります。私はずっと社台=10口だと勘違いしてたんですが、応援幕が隣り合わせになったホーカーハリケーンの一口馬主さんに教えてもらいました。
サンデーレーシングは2008年産駒が73頭がいて、現時点で回収率が一口価格を超えた馬はわずかに4頭。
レーヴディソール(一口90万で371万) オルフェーヴル(一口150万で562万) ラテアート(一口30万で70万) クリアンサス(一口75万で90万)
です。
そこそこ走ってる気がするユニバーサルバンクやドナウヴルーはまだ出資金を回収出来ていないのです。
そして、これはあくまで出資金なので、これとは別に月々ごとの育成費も必要になります。
他の馬はどうか知りませんがラプスドールはだいたい1ヶ月11000〜15000円(一口あたり)あたりです。平均で13000円としましょうか。
これは確か2歳の10月あたりから発生していたので、現時点で約1年半=18ヶ月としましょう。
18×13000=234,000円
ラプスドールは一口35万でしたから、合計で約58万4000円。ざっと60万というところでしょうか。
…で、気になる獲得賞金と言えば、8着、8着、7着、7着なので、それぞれ12000〜15000円(一口あたり)ってところだったように思います。8着までは少ないながらも賞金出ます、これがけっこうありがたいです。
だから、JRAで1ヶ月に1回レースに出て8着以上ならトントンでやっていく事が理論上は可能です(笑)。内国産馬だったり九州産だったりすると別途手当てがもらえます。弱いのに良くレースに出てくる馬はこういう事情があるのかもしれません。
ただ〜し!
私はラプスドールのレースですべて複勝10,000円買ってるので、この賞金はナシに等しいです(笑)。
しかも、応援幕(ラプスドールのものは確かバンテックというところで2〜3万で作りました)を作ったり、現地に応援にいったりもして交通費が掛かってるのでさらに余分に15万くらいの経費を使っているでしょう。
…となると現時点で約75万の大赤字です(笑)。
まあ、はじめから「最悪の事態=獲得賞金ゼロ」を想定しているので、赤字の部分はまったく気にしていません。
※ちなみに最高の事態の想定は交流重賞兵庫CSか関東オークス制覇でした(笑)
ラプスドールの新馬戦のスタート前は、人気薄ヒシアスペンの複勝勝負で10万円買った時以上にドキドキしました。
んでもってボロボロに負けたときの喪失感も馬券で何十万もやられたとき以上のガッカリ感でした(笑)。
これはラプスドールで初めて味わった感覚です。
完全に馬券とは違う異質なドキドキ感でした、コレは。
ただ、何走かレースを重ね、少なくとも重賞級とかそういう馬ではないのは分かりました。
現在の希望は、未勝利戦が無くなってしまうタイムリミットまでには未勝利だけはとにかく何としても勝ってもらい現役生活を続け、あと2年くらいの競走生活を温かく見守りたい…という気持ちです。
「ランキンよ、ケチって一口35万とかの馬に出資してるからいかんのや、ドーンと良血に100万円以上いったらんかい」
という意見もあると思います。
必ず走るのなら私だって、無理してでもお金を用意してそうします(笑)。
しかし、お金を出せば必ず走る馬なのか…というと、皆さんもご存知の通りそういうわけではありません。
サンデーレーシングは40口なので、一口100万となると4000万以上の馬ですよね。
2008年度サンデーレーシングで一口100万以上の馬のリストです。
カーマイン(10,000万) ヘヴンリーブリス(7,000万) プリンスヴィル(6,000万) オルフェーヴル(6,000万) ザルグーン(6,000万) フラアンジェリコ(6,000万) ローザアルラヴィス(6,000万) ムーンリットレイク(6,000万) ガムラン(5,000万) ヴィクトリースター(5,000万) アスールアラテラ(5,000万) グルヴェイグ(5,000万) プレミアムテースト(5,000万) アージュドール(4,000万) ユニバーサルバンク(4,000万) スラストライン(4,000万) セバストス(4,000万)
POGゲームをされてる方なら名前くらいは見た事ような馬ばかりではないでしょうか。
では、これらの馬で回収率が100%を超えているのは何頭か。実はオルフェーヴル一頭だけです。
まだ3歳春ですから、まだまだこれから…という事もあるでしょうが、高額馬で回収率50%超えすらオルフェーヴル一頭だけなんです(笑)。
ここまでひどい年もあまりないと思いますが、いい年でもせいぜい回収率100%超が3〜4頭になるくらいです。
クラブとしてはG1ホースが出たという事で十分に成功だと思います。
高い馬が必ず走るわけではありません。
ただ、後の重賞馬、G1ホースはそこそこ高い馬(1口60万以上あたり?)から出る事がほとんどです。
安い馬(40万円以下)から重賞馬が出る事はかなり難しいです。1600万条件あたりまでいけば大成功ではないでしょうか。
そりゃ、年間に10頭ほど出資出来れば、皆さんもPOGで経験あるでしょうが、それなりの確率で重賞ウィナーは掘り出せると思いますが、現実問題としてそんなお金は出てきません。
こういう狭間で一口馬主はやっていかなければいけません。
…なので、私が出資の際に決めたマイルールとしては…
『愛馬を「憎い」と思いたくないので、仮に獲得賞金ゼロだったとしても諦められる金額までの出資額にとどめる』
と決めていました。
そりゃ、ちょっと無理すれば一回くらいは1口150万の馬は買えます。独身ですし、他に趣味らしい趣味もありませんから…。
しかし、もしその馬がまったく走らなかったら、私は自分の感情がドス黒いものに変わってしまうかも…という不安はやはりあります。
馬を嫌いになるくらいなら、初めからやらない方がいいし、買わないほうがいいと思う…というのがマイルール。
これだけは守りたいですね。
もっと口数が多いキャロット(400口)やマイネル(100口)にすればいいのに…とも思ったりもしますが、そこまで口数が多くなると、いざ走ったときのリターンがちょっと物足りないな〜(笑)…と思うので40口で毎年どこかに当たりは潜んでいる社台にしたいのです。
分かっていた事ですが、一口馬主は厳しいです。
でも、それ以上にプライスレスの刺激的な競馬ライフがある事も間違いない事実です。
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