★ランキン@JRA馬券道場名人&社長の馬券日記
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昨日の夜、たまたま裁判所のサイトをみてたら、今日傍聴券を必要する裁判があり、殺人事件らしかったので行ってみました。
名古屋高裁の西側スロープにいくと既に5人ほど並んでいる。最終的に60名ほどいたでしょうか。
83枚まで用意されてたみたいですが、全員入れました。
昨日時点では殺人事件…という事しか分かりませんでしたが、並んでいる一番前に張り紙がしてあり、被告は「江角一子」。
う〜〜ん、誰だっけ?…と思い、並んでいる間にケータイで検索してみました。
ああ、この人か。なんとなくテレビで見たかもしれませんね。
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事件の概要はこちらあたりをご覧下さい。
名古屋市で民生委員をやっていた女が出入りしてた家の老人を殺害した容疑…という事です。。そういえばあったなあ。
「名古屋独居女性強盗殺人」 江角一子被告 名古屋地裁
http://shadow9.seesaa.net/article/127505935.html
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ドキドキして裁判所の中の部屋に入る。
意外に狭い感じ。書記官の女性はツンデレっぽいがかなり美人。速記官?の女性は地味だがポニーテールのメガネッ娘でこれまた品が良さそう。
傍聴席も、大学で勉強してそうなカワイイ女子大生もけっこういたりして、なかなかこれは……。
裁判の始まる少し前、係の人から説明が。
「裁判官が入ってきてから2分間、後方からテレビの撮影があります。もし映りたくない場合は席を外してもらって構いません」
…というようなアナウンス。
ああ、たまにテレビのニュースでやってますよね。法廷の映像。あれを撮るんでしょうねえ。
別に映ったって構わないし、どうせ後ろ姿だし。
そうこうしてるうちに開廷の時間。
書記官の美人さんが内線ダイヤルっぽい電話で呼び出すと、ほどなく裁判官と助さん、格さんみたいな脇を固める人が登場。
全員起立して、礼。
しかし、その後はダルマさんが転んだ…をやってるかのように誰も動かない…。
う〜む…。テレビ撮影の間はずっとこうなの?
長い2分が終わり、テレビクルーが出てったような音がすると、ぷはああという感じでダレる(笑)。
その後、新聞記者がぞろぞろと記者席に着く。被告の弁護団?らしき3人が法廷内に入る。
そのうちの一人がデスノートのLみたいな感じで異質。あそこまでカッコよくはなく織田信成みたいな感じ。スーツも着てなくてかなり変わってました。
ほどなく、今度は部屋の横にあったドアがガチャリと開き、静かに被告が登場。
ワイドショーや現在インターネットで見れる画像に比べるとかなり老けた印象。
以前は髪を染めていたのもあったのでしょうが、ほとんどが白髪になっており、弱弱しい。
両脇をガードマンにしっかりと押さえられ、ロープで両手を後ろに縛られています。
う〜む…。さすがに初めて見る光景。
そして、被告が傍聴席を見上げて深々とお辞儀。裁判官にも同じように。
ロープを解かれて、弁護人のすぐ前のソファー座るように命じられる。
すぐに「被告人は前へ」と言われ、中央へ。
裁判官が
「被告人の上告は棄却する!」
とだけ言う。これが判決か。いきなりだな。
これを聞いて、記者席の半分くらいが法廷室から出ていった。きっと会社に速報でも伝えているのだろう。
判決を言ったあとは、また被告はさっきのソファーに戻される。
その後は裁判官が延々と判決に至った理由を述べているようだった。
だった…というのは、その声がまったくもって聞き取りづらい。
アナウンサーのようにハッキリと喋るわけでもないし、ボソボソと抑揚もなく棒読みで読むのでまったくもって分からない。
私が耳が悪いのもあるだろうが、あれは慣れてないと難しそうだ。
横の記者たちはさすが、ちゃんと何やらメモを取っている。たいしたもんだ。
しばらくは聞いていたのですが、ほとんど聞き取れない上、棒読みの裁判官の声を聞いてるとだんだん眠くなってきた。
結局20分くらい経過したあたりで聞き取るのは諦めた。そして、完全に居眠りしてしまいました(笑)。
でも、他にも傍聴してる人で何人か寝てる人いたよ。あれは絶対に眠くなる。
時々起きてみても特に変わった様子もなく、まだ棒読みが続いている。
弁護団のLもどぎは、目をつぶって聞いており、こいつ寝てないか?…と思ったが、時々クビを横に振ったりして、納得いってない様子だったのでちゃんと聞いていたようだ(笑)。
被告はうつむき加減だが、しっかりと聞いているようだった。すごいな被告。私が被告だったら寝てしまうよ…。
たまに裁判であくびをしたり、居眠りをする被告の話があったりして「けしからん!」とか思ったが、あの長々とした棒読みを聞いてると、そりゃ眠くもなるわ…と思った。
結局、お経のような理由を1時間ほど聞いて、突然と前触れもなく裁判は終了した。あっさりとしたものだった。
裁判官はとっとと帰ってしまう。
被告は2、3、弁護団と(後で下でね)みたいな感じな事を話した後、傍聴席に向かって、最初以上に深々とお辞儀をした。
私達と明らかに違うのは後ろの両手と胴体をロープで結ばれていることか。
ショック…というわけではないが、何とも言えない気持ちでそのロープを見ていました。
その後、ゾロゾロ傍聴人が退場。
マスコミの人は出入り口付近で待機しており、弁護団が法廷から出てくると、一斉に取り囲んで何やら聞いていた。このあたりはテレビやドラマで見る風景そのまんまだった。
傍聴券が必要な裁判については以上です。
事件や判決内容については、適当に検索してもらった方がいいと思うので割愛します。
結局のところ、アリバイがない事、銀行でお金を降ろしてるところがビデオに写ってること、金銭トラブルがあったことなど、状的証拠で「無期懲役」となってるみたいですね。
被告は殺人については一貫して否認してるみたいなんですが、殺人が可能なのが被告以外にありえない…という事みたいですね。
真実は被告しか知らないので、ついさっき事件について触れた私がどうこう言えません。
私が裁判所に行ってみたかった理由に
「殺人とかを犯したモンスターってどんなだろう」
って興味があったわけですが、少なくともこの日の江角被告については、年齢もかなりいって(今は63歳くらい?)る事もあってか、モンスター…という雰囲気は伝わってこなかった。
しかし、入退場の際、傍聴席に向かって深々とお辞儀する様は、そうしろ…と言われてる事もあるのでしょうが、どこか悠然と構えているような向きもあり、腹の中はどうなんだろう…とも思った。
もし、私が被告だったら、モゾモゾと節目がちにしかお辞儀出来ないと思う。
このあたりが自分とは違うなあ…と思いました。ただ、江角被告はモンスターって感じではないですね…。
午後からは地裁(といっても同じ建物の中にある)の傍聴席にも行ってみました。
こちらは5件くらいの裁判が同じ部屋で順番に行われるようで、前の裁判やってる際に、次の裁判の原告と被告が傍聴席で待ってる…みたいなカオスな雰囲気。
裁判も判決だけでものの1分で終わったりするものや、なにやら資料の原本を確認したりして次回の日程を決めて10分もしないうちに終わり…とか。そんな感じ。
弁護士がやりあったりするような場面は皆無で、粛々と流れ作業にように進んで、1時間もしないうちに全部終わってしまった…。
あれま…。わけわからん(笑)。
裁判の事なんぞ全然分かりませんでしたが、ほんの少しだけ世の中の裏の部分が見れたような気がしました。
今日も、なかなかスリリングな日でした。
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