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2006年05月31日(水) 番外編:2006年ドイツW杯 その13 日本VSドイツ 雑感

番外編:2006年ドイツW杯 その13
日本VSドイツ戦 雑感


選手はやはり勝ち負けにこだわるだろうが、まずは良かった点と悪かった点が明確に浮かび上がったので良かっただろう。


日本の1点目。



ドイツのCKのクリアを戻ってきた★柳沢選手が倒れこみながらヘディングで★中村選手に繋ぐ。その★中村選手が日本選手が攻めあがるための「タメ」を作るために一人、二人と交わして彼の前方を見る。

そこにいたのが★中田英寿選手。私の予想ではおそらく★中村選手は★中田英寿選手に向かって左足のトゥーキックでパスを出したように見えた。

★中田英寿選手はそのパスをあっけなくスルー。その先には★中田英寿選手の後ろを、(さきほどのヘディングからすぐに立ち上がって)走っていた★柳沢選手が走っていたのだ。

視野の広い★中田英寿選手にしてみればごく普通の選択だったと思うが、これが効いた。

走りこみながら前を向いてボールを受けた★柳沢選手の視線の向こうにはダッシュを始めた★高原選手が見える!

ドンピシャリのタイミングでフワリとした柔らかいパスがドイツDFの頭越しに出された!

オフサイドを主張して手を挙げるドイツDF!

…しかし旗はあがらない!オンサイドだ!

決してスムーズではなかったものの、どうにかボールをコントロールして突進してGKレーマンと1対1になった★高原選手がインステップでシュート!

見事にゴール左上に突き刺さった!

スルーを織り交ぜつつパス4本を見事に繋いだ日本が見せた久々のビューティフルゴール。

★高原選手を褒めるべきは飛び出しのタイミングと走った距離。

タイミングはこれ以上ないほどのドンピシャリ。ビデオをスロー再生してみたが、全然問題ないほどのオンサイドだった。★高原選手が全速力で走っていたので一見するとオフサイドにも見えるが、★柳沢選手がパスを出した瞬間は3m以上オフサイドラインの手前だった。

あともう一つは走った距離。これはスロー再生にしてから気がついたのだが、実に長い距離を走っていたことが判った。最初に★柳沢選手から★中村選手にボールが渡ったときには、まだ★中村選手よりも後ろにいたのだ(★中村選手がキープしてる時に駆け上がった)。

正直シュートはちょっと甘かったがさすがにこれ以上ない決定機だったので決まった。







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日本の2点目。

右サイド深くまで攻めこんだ日本が★中田英寿選手、★中村選手とキープとパスを交換しながらチャンスを伺う。

右サイドラインに張り付いていた★駒野選手にボールが渡る。いいタイミングでボールを受けに下がっていた★高原選手が走りこむ。すからず★駒野選手がグラウンダーのパス!

ペナルティエリアライン付近でボールを受けたものの、ややトラップミスをしてしまった★高原選手。ゴールに背を向けてキープの体勢。

そこに一瞬走りこんだのが★中田英寿選手。ほんの一瞬だが★高原選手に詰めていたドイツDF2人の意識が★中田英寿選手に向いた。

その一瞬、いきなり強引に前を向いて反転して突進した★高原選手。一旦ボールはドイツDFの脚に当たったが★高原選手にぶつかって彼の前にゴロリ!結果的2人を置き去りにしてフリーでGKレーマンと再び1対1!しかし、角度がない!

どうする★高原選手!

1点目よりもかなり難易度の高いシュートだったが、見事にレーマンの足元をすり抜けて、ゴールポスト内側に当たったシュートは見事にゴール!

キレイに抜いたわけではなく、ボールが自分の前に転がったように、運も良かったが、★中田英寿選手に意識が向いたドイツDFの一瞬のスキを、ストライカーのプライドにかけて強引に反転して前に出た判断が吉と出ました。

1点目を取っていた余裕からか、難易度の高いシュートも見事に決めた★高原選手。これはさすがに褒めるしかない。

あの髪型はどうか…と思うけど。




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もちろん、★中田英寿大ファンの私としては、日本の挙げた2点のポイントとなった一瞬に★中田英寿選手が絡んでいたことを声を大にしてアピールする。

その他にも、前半、★柳沢選手がGKレーマン1対1に近いカタチになった時もちゃんと中央に走りこんでいたし、要所要所で見せた雄大で正確なサイドチェンジ、後半37分、この試合唯一前を向いてフリーでボールを受けたら、きっちりと★大黒選手への決定的なパス(かなりスピードのあるパスだったので受けた★大黒選手も褒めるべきだったが、シュートコースを限定されてしまったためにGK正面へのシュートにしかならなかった)、後半終盤にも★中村選手の見事なセンタリングを中央の★大黒選手にヘディングで合わせようとして獅子奮迅の活躍。ま、あのヘディングはそのままシュートした方が良かったかも…ですが(汗)。

所属クラブで何故こういうプレーをさせてもらないのか悔しくて仕方がないが、どこか彼を王様として迎えてくれるクラブを探してほしい。

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前半は存在が消えていた★中村選手も、混戦となった後半には圧倒的な存在感。ここぞ…という時のパスはやはり一流。綺麗な弧を描く曲線は芸術的で美しい。

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シャドーストライカーとしての★柳沢選手も見事だった。決定力の無さは相変わらずだったが、よく走ってチームに貢献し、要所要所でのセンスある動きはさすがだった。あと、ユニフォームが破れて、見事に割れた腹筋を見せ付けるかのように長い時間セミヌードを披露して、新たなファン層を開拓した。




後半の最初に、左サイドからダイレクトに繋いで最後は★中田英寿選手→★三都主選手→★高原選手→★柳沢選手と渡ったプレーはこの日一番のビッグプレーだった。★柳沢選手の動きが1970年のメキシコ大会で★ペレ選手がボールをまたいでウルグアイGKを出し抜いたプレー(ペレを語るVTRで必ず出てくる伝説のプレー。結局シュートは外れてしまったが、★ペレの想像性を語るうえで欠かせない)にほんの少しだけ似ていた。ほんの少しだけね。

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2得点のあとの2失点はいただけないが、いずれもゴール前でのセットプレーから。何年たっても解消されない弱点だが、流れから得点を許さなかったことを褒めてもいいだろう。

私は0対0…とかの試合よりも2対2とか点の奪い合いが断然好きなので大満足。

今のドイツは実力的にはちょっと微妙ではあるが、ドイツはドイツ。一応★バラック選手も★レーマン選手もいたんだからね(苦笑)。★バラック選手はあまり動きが良くなかったですね。調子のピークはやはり本大会の決勝トーナメントに合わせてくるんでしょう。

ま、直前の試合としては悪くなかった。日本選手は勝てる試合を落として不満だろうから、本番に向けてイイ薬になったハズ。勝って気が緩むのもイヤだし、負けて意気消沈するのも困るし、「本番への前哨戦」としては良かったように思います。

守備面の交代をしなかった★ジーコ監督の采配にはやや「?」かな…。さすがにいまさら更迭は無理だから、もう好きにやってください。歴代日本代表監督の中では「運の良さ」は間違いなくダントツに最強。もう、それに賭けるしかない(苦笑)。

あと★加地選手の怪我の具合はどんなもんなのかね…。もしや★松井選手の追加招集があるのか?

そんな感じです。終わり。


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