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2005年11月24日(木) 番外編:携帯新規参入について考える

携帯新規参入について考える

携帯電話…いまや小学生でも持っている(マジ?)というこのアイテム、泣く子も黙る携帯電話(これは菊オフで実験済み)、そんな携帯電話が来年の秋にはかなり面白くなりそうです。

ニュースでも流れたから皆さんもご存知だと思いますが、これまでのドコモとかAUとかボーダフォン(あとTUKA)などのキャリアが独占してた市場に新たにソフトバンク、イー・アクセス、アイピーモバイルという3社の新規参入が決定したのです。

これまで4つのキャリアで奪いあっていたパイはほぼそのまま(既に飽和状態)に、今度は7つの会社で奪いあうのですから大変です。さらにこれにあわせて「番号ポータビリティ」というサービスも開始されます。これはドコモからソフトバンクへ…など、キャリアを変えても携帯電話の番号は変わらない…というサービスです。

これによって「番号変わるからキャリアを変えられない」としていたユーザーが新規キャリアを含め、キャリア変更をする可能性が高くなり、これによって空前の携帯シェア戦争が発送する可能性が大です。

※補足:さすがにメルアドは変わってしまうようです

これら大きな2つの変更点によって、我々ユーザーには以下のようなメリットが考えられます。

1 他キャリアから乗りかえさせるための格安の機種交換サービスが行なわれる

他社から乗りかえてくれるならタダ…とか。

2 他キャリアに乗りかえさせないの引き止め用のサービスが行なわれる

現時点でもボーダフォンが月350円で1番号に限り通話定額というホームランをかましましたが、それに似たような引止め工作サービスがドンドン出てくるでしょう

また、新規参加キャリアも、新たに参入するからには何が何でも…というわけで想像を絶する勧誘サービスを行なってくる可能性があります。

特に期待されるのが、やはり通信業界の革命児「ソフトバンク」です。

2〜3年前、駅前や家電量販店でADSLモデムの入った袋を無理矢理押し付けられた経験のあるM単戦士も多いでしょう。この笑うしかない強引極まりないキャンペーンで一気にADSL市場を席巻したソフトバンク。

この強引なキャンペーンで、一時はとんでもない赤字を計上しましたが、今回の決算ではついに黒字に転換して、文字通り力技であの時のキャンペーンが正しかったことを証明しました。

そして来年は携帯の新規参入…。我々はどうしてもあのムチャクチャな勧誘キャンペーンの再来を想像してしまいます。

ソフトバンク側は、表向き

「ADSLの勧誘方法は負担が大きすぎた。ようやく黒字になったし、もうあんな無茶なキャンペーンはやらない」

…などというような趣旨のコメントをしていますが、あのソフトバンクが大人しいキャンペーンをやることを想像する方が難しいです。ですから、私はこの発言の信用性は低いと見ています。

ソフトバンクなら、「新規は5000円キャッシュバック、機種変更も0円で交換OK!」というミラクルをやってくる可能性も十分あると思います。

肝心の品質ですが、もちろんサービス開始当初は通話障害やメールの障害などの不具合も多いでしょう。それはね、「コミ」で考えてあげないとソフトバンクが可哀相です。サポートもまったくアテになりませんので、自分で解決するつもりでがんばりましょう。…というか最初からサポート無しを売りにしてもいいと思います。

次はイーモバイル。これはADSL業者イーアクセスの子会社です。ソフトバンクほどムチャはしない会社ですが、わざわざ新規参入するくらいですから、それなりのことはやってくるでしょう。

最後のアイピーモバイルは名前の通り「IP」を売りにしていますから、同一キャリア同士なら番号に関係なく、完全通話定額などの可能性も秘めています。

あと、まだ実現していなくて、私が本当にやってほしいと思ってるネット関連のサービスが行なわれる可能性があります…(特にソフトバンクが有力でしょう)。一社がこれをやれば他社も追随せざるをえないと思うので、どこかがやってくれると嬉しいです。これをやってくれればネット界のみならず、我々の生活を大きく変える可能性もあるのでぜひ実現してほしいなあ…と思っています。可能性は五分五分と見てます。

ん〜楽しみですね。



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