徒然なるままに・・・
翡翠



 近況

連休前から 彼の仕事が忙しくなり 帰宅時間もだんだん遅くなっていた。
休みが取れたのは 連休前のこと。
それ以降 休みナシで 彼は仕事を続けている。
その仕事がやっと今日でキリがつくらしい。
ここ2・3日は 帰りも深夜になっていて 私は身体のことを心配していた。

もう少し前 3月の半ば頃から 彼の持病が出ていて それが約一ヶ月ほど続いていた。
それは 夜中に突然頭痛に襲われる というもので ものすごい痛みらしく
2時間ほどで治まるらしいが その間は のた打ち回っている。
特効薬もなく 治療法も原因もまだよくわかっていないらしく
彼はネットで色々調べて 自分がその病気だということがわかったという。
その痛みに苦しんでいる姿は とても痛々しい。
どんな姿勢をとっても 冷やしても暖めても だめみたいで
その間彼はじっと耐えているしかない。
それは2・3年周期で 2週間ほど続くらしい。

それがようやく通り過ぎたら 仕事が忙しくなった。
ある意味 時期が重ならなくてよかったといえるだろう。
仕事が忙しくなったら 彼は精神的に余裕がなくなってきたのか
帰ってきても 無口になって 無愛想で 取り付く島がないというほどだった。
寝るときも ずっと私に背中を向けたままで
私は避けられてでもいるかのようで いたたまれなかった。
自分になにか悪いところでもあるのかと 一人悩んでもいた。
とにかく 仕事が一段落するまで 何も言わず待ってみようと思って そうしていた。

一昨日だろうか その日彼は 深夜2:00過ぎに帰ってきた。
私は寝ていたが 帰るメールがきて 部屋の電気を点け 半分寝ぼけながらも待っていた。
帰ってきた彼は 少し機嫌がいいようで 普通に受け答えしていた。
寝るときに 電気を消し 彼は私の方に向き直ってきた。
私は まだ夢現で 再び眠りに落ちようとしながら
なんとなく 彼が動くのを意識していた。
彼が私の方を向き 私の手に触れると 握ってきた。
少し前からは 想像もできないことだった。
半分寝ている頭で 私はぼんやりうれしく思いながら 眠りについた。

昨日は12:00過ぎに帰ってきて しばらく一緒にTVを見ていたけれど
私は眠くなって 背を向けて寝ていると 彼の方から 抱きついてきた。
仕返しをすると 暑い・・・と言って嫌がられたけど それは拒否ではなかった。

今日 納品をして とりあえず彼の仕事は一段楽する。
仕事にけりがついたら 温泉にでも行こうかと計画を立てている。
私は 日帰りのつもりだったが 彼は一泊してゆっくりしたいらしい。

なんやかやで 彼とは一ヶ月以上 抱き合っていない。

2004年05月12日(水)
初日 最新 目次 MAIL


My追加