徒然なるままに・・・
翡翠



 出せない手紙

秋の夜長に 想い出すのは たった一晩だけ 睦みあったあの人だけ。
今頃は 縁を戻した家族と 笑っているのでしょうか。
もう一年が経つけれど よい思い出だけがスポイルされています。

出会ったタイミングが悪すぎて あなたの子供たちに 引き裂かれてしまったけど
たまには 私のことを思い出してくれているでしょうか。

できることならば もう一度会いたい・・・。
やり直せるものならば もう一度 やり直したい。

まだ 忘れることは できそうにもありません。

どうして こういうことを またつらつら思っているのかというと。
あの人のことを忘れさせていてくれた 存在が
今は 途切れそうだから。
一人にされると つい 想ってしまう。
丁度 一年前。
だから 捨てないで と 一年前には言えなかったことが
今の人には まるで 代わりに言うように つい言ってしまう。
今の人は 彼の代わりでしかない。
彼には言えなかったから 代理として 思いのたけをすべてぶつけて
手を離さないで・・・と。
忘れないで・・・。思い出して。



2003年09月19日(金)
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