いや、そんなばかなことが。
咳、鼻水、くしゃみ、そして関節痛と頭痛。 昨日の夜からこれらの症状に襲われている。 会社に行けば治るかと思ったら、なんだかぞくぞくする…。
と、妻からメール。
「いちご、昨日も熱あったし、今も微熱だから休ませる」
そ、そうですね。 休ませたほうがいいでしょう。無理しても治らないようですよ。
心配なので電話を入れてみる。
「うんうん、元気だよ。踊ってるから叱ったとこ」
ほほう。 ま、元気なのは何よりですから。
しかし、午後になると風向きが変わったらしい。
「いちご、38℃越した」 「39℃越した」 「ひー、40℃越したから、病院に割り込みでいれてもらう〜」
あの、いちいち実況しなくていいのでさっさと病院に行ってください。
結局家に帰ってみると、真っ赤な顔で浅い呼吸のムスメがリビングに敷いた布団の上で丸くなっていた。 ときおり、「おっおなかがー」と絶叫して泣いているのが痛々しい。
「インフルエンザA型ビンゴだったよ」 「りんごはばあばのうちに隔離した」
はー、やっぱり。 今僕も熱をはかったら、37,6℃ですよ。
「は?」 「なんですって?」 「どうも様子がおかしいと思ったら、アンタが持ち込んだねっ」
い、いえ、僕とは限らないですよ。 ムスメかも知れないじゃないですか。 どうして僕だって言えるんですか。
「いちごとアンタが一緒に発症したってことは、体力差から考えてもアンタが先に感染したんでしょうよ」 「なんてことでしょう」 「ひー、菌をまき散らしてないでとっとと寝てちょうだいっ」
もっともなので、そそくさとごはんを食べました。 皿洗いしようとすると、 「ウィルスがつくからいいっ」 って断られました。
ムスメといっしょに和室に押し込まれて、 「うー、私もこの病原菌の巣窟で寝るのか…、いやだなあ」 っていくらなんでもひどい言い草だと思う。
「そう?仁王立ちされて、自己管理がなってないって言われるよりいいと思うけど」
うっ。
おやすみなさい…。
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