けちぞう日記
妻やムスメから「けちぞう」と呼ばれる男の日記。
と,いっても書いてるのは妻。

2003年11月01日(土) 出発

今日は11時前に家を出なければならない。
それまでに、洗濯して身支度して掃除して子供のオセロの相手をするのだ。
あ、皿洗いもだ。

起きたらすでに8時。
妻が起きてきたのは8時半。
朝食をすませて9時。
ま、間に合うのだろうか。

まず皿洗いと洗濯物ほしだ。
次はそこそこまで身支度。
そして、そうじ。

掃除機を持ってドアを開けるたび、
ピュッと子供が飛び出してくる。
なんだか害虫駆除みたいだな。
そして、ダイニングテーブルにはいちばんのくせ者が。
なんでアナタまだパジャマで、しかも新聞なんか読んでるんですか。

「もー、だから何もしなくていいって言ってるのに」
「なんか朝から落ち着かないなー、もう」

そんなこと言って僕が何もしないででかけたら、
このまま夜になってしまうでしょうに。

「大げさな。昼ご飯は食べるからそれまでにはなんとかなるわよ」

そんなこんなでとりあえずオセロまでたどりつく。
あと20分だ。
1人10分。よし。間に合うな。

上のムスメに泣かれたりしてやや時間がおしたが、
なんとか予定の時刻に間に合いそうだ。
と、下のムスメがまとわりついてくる。

「おとーさん、行かないでー」
「おかーさんがおねえがいない間に恐いテレビ見るっていうのー」
「おとーさんがいない間にいじめるって言うのー」

「ほらほら。こんなに言ってるんだから連れてってやれば」
「この人切符入らないし」
「向こうについても団体だから、こんなのひとりくらい箱に入れときゃばれないし」

この後に及んでなんでそういうことを。
連れていきません!

「えーん。おとーさんのけち」
「ちっ。ほんとにけちだね」

ああ、もう出るまでにくたくただ。
とっとと出よう。

しかし、見送られて門をでてみるとなんか寂しいな。
箱に詰めて下のムスメだけでも持ってくればよかったかな。

お、いかんいかん。妻の術中にはまるところだった。
「1人」を楽しまなければ。


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きゅ〜