爪先から立ち上る 熱を もてあました湯船に溶け出すのは 無邪気さで脳に木霊するのは 彼の声パーマ液の香りが 残る髪をくしゃくしゃに して欲しいの歌を口ずさむ かすれ声の私も今夜は 好きだと 囁いて一人で眠れそうよ それが嘘でも上気した肌は タオルケットにくるんで