今日、オレの朝のひととき。ある一つのニュースで静寂と穏やかさを掻き消されました。

寝ぼけマナコのオレに母の無情な一言。「○○銀行、破綻だってさ。銀行へ行かなきゃ。」



オレの全財産（１５万円未満）を預けてある銀行の破綻のニュース。


・・・・・。

・・・・・・・・ハイ？今何と仰いましたか？

・・・・・・・・・。


どわ―――！！！！叫びながら通帳を持って家中を走るオレ。（←でも通帳の中身は１５万円未満）・・・・つうか、オレんちの会社のメインバンクもそこじゃんかよ！落ち着いてる場合かよ！マイマザー！


って感じの一日の始まりでした美南海ですコンニチハ。


そーなんです。破綻です。銀行のヤツめ、コケやがりました。こんな年末になっていきなりですか。あーそうですか。こんなオロオロしながら年を越せと言う事ですか。これはひとつの嫌がらせですか。あれはオレの全財産なのに。こつこつと貯めたヘソクリなのに。あううあぅうあぁ。（鼻血）


寝ぼけマナコがいっぺんに醒め、いつもには無いほどの敏速さで銀行に行く用意をしました。銀行に行くと、いつもは閑散としている銀行が芋洗いのようにヒトヒトヒトヒト・・・・・ヒトの嵐。銀行員は息もつくヒマも無く作業と接客をこなしておりました。


オレんちの会社の担当銀行員を見つけてとっ捕まえて話を聞いてみました。
「とりあえず直ぐには下ろせなくなるとかそういう事はなりませんから大丈夫です。来年の３月までは全額保証できますから・・・。」うーん。そうなのか。でも本当にオレの１５万円は無事だろうな？オイ（←しつこい）


つい数週間前に水商売をしている友達と飲みに行った時に「○○銀行、ヤバイらしいよ。マジで。」と言う噂を聞いていたんですよ実は。
ソレを母に告げたら「そのハナシはよく聞くね。ま、積み立てとか預金は色んな銀行に散らした方が良いかも知れないねぇ。」と言っていた矢先です今回の破綻。

この前、うちに来ていたその担当銀行員に「潰れそうだって噂を聞いたけど大丈夫なの？」と聞いた時に「潰れる時は多分俺達みたいな下っ端銀行員も当日言われると思うので分かりません（笑）」と言っていたんだよね。まあそりゃそーだ。そうだろうな。こういう事って幹部クラスのごく一部ぐらいしか知らないだろう。「ウチの銀行そろそろヤベェな」とか「今月末にコケそう」とかって事は末端の社員にはわからんだろうて。


で、今日、窓口でとっ捕まえたウチ担当の銀行員も「今日の朝、俺も自分の母親から破綻のニュースを聞いて初めて知ったんですよ！！ビックリしましたよ〜！」と言ってました。そりゃビビルよな。で、整理券を持った散々待たされているためにイライラしているお客さんの対応をさせられて、頭を下げているんだもんな。あんたらのせいじゃないもんな。気の毒だよ。銀行員達も自分の預金やら下ろしたいだろうに。これからまた新しい職を探さなくちゃいけないかもしれないだろうに・・・。本当に気の毒だよ。


「来年早々、お宅に伺います」と銀行員が言っていたので「営業はいつから？」と聞くと「４日ですよー」と言うので「４日になっても５日になっても６日になっても７日になってもずーっとずーっとシャッターが開かないっつーのはナシだぞ？そんな事になったらオマエ達の子孫７代先まで祟ってやるからな！」とオドシをかけて帰ってきました。


ペイオフ実施前でよかったよ・・・。・・・って、だからオレの預金は１５万円未満だっての。←全然大丈夫
ついでにローンもチャラにしてくれ・・（殴）イテッ。

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