2006年01月25日(水)ゆず カコ  ミライ  モクジ



今日も空気が冷たい。
裸足で歩くみたいな心許なさに揺らぎながら
その冷たい空気で肺を満たす。
ついっと今日になって覚悟が決まった。

あの本を今日読もう。

それには「ゆず」というねこの最期が描かれてる。


出会いは退屈しのぎで買った
「ゆず」というでかいサイズのマンガ本。
20才くらいだからまだわたし北大阪に住んでたな。
まだ家族で飼う動物しか知らず
自分だけの命と暮らすなんて考えてもなかった頃。

須藤真澄さんと猫「ゆず」の話。

たしかねすごくホッとしたんだ。
猫や犬ともっと近くに寄り添っていいんだなって。
観察日記的なマンガじゃなくて生活があったからかな。
人格がちゃんとあって猫扱いしてないし。
バカになって可愛がろう犬相手にしゃべったり笑ったりしよう。
そるとを迎える時そう思ったっけ。

須藤真澄さんと「ゆず」

自分が生きてることさえ嫌悪する痛みも
暗がりの中で後悔にもがくその苦しみも全て
それはワンやニャン誰かと暮らした色んな人の姿であって。
だから・・泣きながらでも歩き出してホッとした。
それはわたしとそるとのコトでもあるから。
「しあわせ?わたしでいいの?」
問いながらまたいつもの道を元気なあんよでさんぽしよう。
まだ私たちには時間があるから。


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