表身頃のココロ
ぼちぼちと。今さらながら。

2004年12月24日(金) 「ふたりにクギづけ」 「ブエノスアイレスの夜」

◆ ふたりにクギづけ
Stauck on You
[アメリカ/2003年/119分]

監督・脚本:ボビー&ピーター・ファレリー
出演:マット・デイモン、グレッグ・キニア、シェール、
シーモア・カッセル、メリル・ストリープ、エヴァ・メンデス


上映館の渋谷シネマソサエティは時々ささやかなイベントを行っているが、私が行った日たまたま上映前に抽選会があった。
で、ファレリー兄弟のナマ写真当選!・・脱力しつつ家宝にしてみます・・。
ささやかに当選したから言う訳じゃないけれど、ここの映画館は何とも手作り感があって好感が持てるのだ。場所は良くないし、あまり見やすい劇場でもないし、上映される映画はミニシアターの中でもちと格下感が漂ってくるものが多かったりするのだけれど・・・運営スタッフのココロが何となく伝わって来る気がする劇場なのだった。

さてさてこの映画、まさかファレリー兄弟の映画で、笑いこそすれほろりとだが泣かされるとは思いもしなかった。

今回マット・ディモンとグレッグ・キニアがシャム双生児(結合性双生児と言わねば・・)のこの映画。
家業のハンバーガー屋では何せ手が四本あるのだから仕事が早い速い!
ボクシングだって腕が四本だもんね。
アイス・ホッケーのゴールキーパーでは当然天下無敵!
などという体が繋がっていることで考え得る有利な描写でつかみからOKなのだ。

性格は正反対ながら互いに心からの信頼を置き、田舎で穏やかに暮らしていた二人だが転機が訪れ・・・というメインの話自体は、どたばたに色づけされつつ素直に語られていく。
またしても身障者ネタ一直線なのだが、シニカルな視線は一切感じられない。
また、演じるマット・ディモンとグレッグ・キニアが素晴らしい。

しかし、この二人が双子とは年齢的にもどうなのよ!という疑問が湧く。二人の場合、ひとつの肝臓を共有しているため、肝臓を持つマット・ディモン側が若く、老廃物がたまってしまうグレッグ・キニア側が老けてしまうという説明あり。ちなみにお酒を飲んでも肝臓を持たない方が酔っぱらってしまう。・・それって共有していることになるのか〜♪



◆ ブエノスアイレスの夜
Viadas Privadas
[アルゼンチン・スペイン/2001年/105分]
監督・脚本:フィト・パエス
出演:セシリア・ロス、ガエル・ガルシア・ベルナル


 < 過去  INDEX  未来 >


るつ [MAIL]

My追加