表身頃のココロ
ぼちぼちと。今さらながら。

2004年10月24日(日) 「ライフ・イズ・コメディ」「運命を分けたザイル」

東京国際映画祭の特別招待作品。
有料試写会と割り切って見に行った。

以下、だいぶ経った時点での覚え書き。


◆ライフ・イズ・コメディ! ピーター・セラーズの愛し方
The Life and Death of Peter Sellers[2004年/122分]

監督:スティーブン・ホプキンス
出演:
ジェフリー・ラッシュ=ピター・セラーズ
ジョン・リスゴー=ブレイク・エドワーズ
スタンリー・トウッチ=スタンリー・キューブrック
スティーヴン・フライ(ラヴ♪)=怪しい占星術師
このキャストだけでも心躍るではないか〜。
しかも、エミリー・ワトソン=最初の嫁 
シャーリーズ・セロン=セカンド嫁、という豪華さ。
ついでにソフィア・ローレンまで出てくるが、これは迫力魅力とも足りない女優だった。
「ピンク・パンサー」「博士の異常な愛情」「チャンス」の制作風景も出てきて楽しい。
ジェフリー・ラッシュの主演男優賞ノミネート間違いなし。




◆運命を分けたザイル
Touching The Void[2003年/107分]

監督:ケヴィン・マクドナルド
出演:ジョー・シンプソン、サイモン・イェーツ

有料試写会と言いつつ、これはどうしても早く見たい作品だった。
ベストセラーにもなった本の映画化である。
私は何故か山や海の遭難→困難→救出という話が結構好きなのだがこれは読んでいなかった。
ペルー・アンデス山脈の中で唯一未到の山に挑戦する英国登山家二人と、ベースキャンプを守るひとりの男、これら三人の証言と再現フィルムを交差させつつ構成されたセミ・ドキュメンタリーというところだろうか。
再現フィルムといっても決して安っぽいものではなく、荒れ狂う大自然と展開は撮影現場を想像するだけで気が遠くなりそうになるほどの現実味あふれるものだ。
視覚的にはらはらしつつ、修羅場をくぐり抜けてきた本人達の証言でその苦渋の決断や苦しみなど心情を理解する。
不安な状態でつり下がるという語源を持つサスペンスそのものを感じられる映画でもある。(いつもながら変な日本語)

下山後の後日談はせつない。


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るつ [MAIL]

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