2003年11月01日(土) |
「オーストラリア・フィルム・フォーカス」「アイデン&ティティ」 |
どこへ行ったか分からなくなった私の記憶があまりにも多いことに気づき、 へなちょこながら、リハビリも兼ねて日記という形で残してみることにしました。
普段から結構劇場に足を運んで映画などを見ている方ですが、今月は東京国際映画祭 がらみで普段以上に予定が沢山。生きて来月を迎えられるか?
◆オーストラリア・フィルム・フォーカス@東京都写真美術館 日本では公開されていないオーストラリア映画の秀作が一度に集うという魅力的な上映。 上映作品全て(短編集を除く)世界の有名どころの映画祭での受賞作。
「雲の下を」Beneath Clouds 2001 オーストラリアのひたすら大きな空と大地の下を黙々と歩き続ける、アボリジニの少年(脱走兵)と、白人との混血少女のロードムービー。 大らかな景色のもと、繊細な心の動きが美しい。 「Dreaming in Motion」短編5本パック アボリジニの監督達による短編集。 それぞれバラエティに富んだテーマで現在のアボリジニを描く。 が、アボリジニだからではなく、普遍的な人間を描いているから面白いのだ。 「ワン・ナイト・ザ・ムーン」One Night The Moon 2000 70年程前に実際に起きた少女失踪事件をミュージカル仕立てにした一本。 ミュージカルといっても歌にはとんと素人です!という役者によるもの。 へなちょこ具合が心地よく、かえって心情お察し申し上げますとの気分に。 事件のあった1930年代当時、白人のアボリジニに対するあからさまな優位性
「クラッカー・バッグ」短編 Crackerbag 家族で打ち上げ花火をする日を楽しみに待つ少女と、その日の思わぬ出来事。 テンションMAXから一気に絶望の淵へ、そして些細なことで恢復する気分。 日常ってそんなことの積み重ねだね。14分の見事な小宇宙。 「ウォーキング・オン・ウォーター」WALKING ON WATER 2002 エイズで死にゆくゲイの青年の希望で安楽死を実行するも思い通りにはいかず、 そこで生じる心のオリ。 彼らの心の整理をつけるまでの、そこはかとなく面白くイタくせつないお話。
◆「アイデン&ティティ」@渋谷シネフロント 監督:田口トモロヲ 脚本:宮藤官九郎 原作:みうらじゅん これには素直に泣かされました。 ベタでも何でもいい! ロックマインドある人にはたまらんと思う。
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