Howdy from Australia
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2005年03月22日(火) 几帳面

トリプシン処理をしてから一週間ぐらいはそのまま様子を見ようということで、細胞の成長を待つ日々。

細胞が愛されていないって思わないように出社と同時に細胞の観察をするのが秘訣なんだよ〜と、上司に言われたが、細胞相手に「愛」を語られ、文化の違いを感じる。

考えてみると、これまで大学院や病院でお世話になった先生方は皆女性だったので、男性の上司に指導を受けるというのはこれが初めて。

今の上司はこの国では珍しく時間前行動をするタイプで、細やかな気配りもできる。行動力も責任感もあるし、何よりやる気に満ち溢れている。しかも、上司が昔つけていた実験ノートを参考までに見せてもらったら、その几帳面さにはただただ驚くばかり。

おお、重要な箇所には二重線が、定規でひいてある!自分の実験ノートと照らし合わせると、私のは殴り書きというか落書きに近い…。

この上司の誕生日が来週の火曜日なのだが、職場の皆で上司には内緒でお祝いをしようということになっている。実は、上司は甘いものが大の苦手で、ケーキ類は一切口にしないらしい。自分の誕生日を祝ってもらうことすら本当はいやなのだとか。しかし、共に働くものとしてはそこがまさに狙い目。去年も、「1年に一度くらいは食ってみろ〜!」みたいな勢いで無理やりケーキを食べさせたらしい。これは楽しみ。

日本食が好きだと聞いていたので、巻き寿司でも作ろうかと思ったが、当日人様にお見せできないものを作ってしまっても困るので、ここは無難にいなり寿司にしようかな。家で食べる分には少々見栄えが悪くても目をつぶってもらえるが、高さがまちまちで、具が中央に集まっていない巻き寿司を持っていくのは、やっぱり考えもの。


yumiko |mail

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