Howdy from Australia
←|目次|→
大晦日恒例のシドニー花火大会に誘われた。実は2005年3月で豪州生活9年目を迎えるというのに、実際に花火を見るのはこれが初めて。毎年この時期は日本で過ごしていたということもあるけれど、通りに溢れる酔っ払い、どこもかしこも大混雑、公衆トイレは長蛇の列、どこからともなく始まる喧嘩…みたいなイメージしかなくて、わざわざ行かなくてもいいやと思っていた。
それが、友人の誘いを受け、試しに一度くらいは行ってみてもいいかなと考え直す。2004年最後の日、タウンホールで午後四時に待ち合わせて友人たちと合流。ダーリングハーバーの穴場とも言えるような場所に敷物を広げ、おしゃべりをしながら、まるでピクニックのように持ち寄った食べ物をつまんでいると、のんびりとしたいい気分になってきた。周囲を見渡せば家族連ればかり。持参した布製のクーラーバッグにはビールも冷えていて、何とも幸せ。
夜空に打ち上げられた花火も迫力があって綺麗だった。なかでも、ハーバーブリッジに沿って打ち上げられた花火が美しかった。デジカメで上手く取れなかったのが何とも残念。
帰りの電車も思ったより混んでいなくてよかったのだが、家に帰り着いた頃にはもう心身ともに疲れ果てていて、「年越しの花火は二度と行かない」というのが新年早々の誓いになるのであった。
|