V字経営研究所・酒井英之の4行日記
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2017年10月15日(日) 希望の党の失速から学ぶこと〜清濁併せ飲む必要性〜

希望の党の失速気味だ。ここから学ぶことが多くある。民主党が傘下に入ることを決めたとき、「排除」を持ち出さなければ…そして小池氏が自ら衆院選に立候補し首相指名される環境を創れば事態は変わったかもしれない。つまり、勢いに乗る時は何でも飲み込んで一つの塊にして、自分も捨ててかかれば良かったのだ。秀吉は中国大返しのときにこれをやった。誰の配下の者でも反光秀で結束し、自分の姫路城の蓄えを全部兵士に与えてしまった。家康も関ケ原の時は、秀吉恩顧かどうか関係なく参加に加えた。共通の敵がいれば友になる、は歴史や地政学の教訓。企業合併でも、同じことで排除しなかったからこそ三井と住友や、三越と伊勢丹がくっついて今も大きな勢力を維持している。そうした合併の基本をしなかったのだから失速して当然だろう。


酒井英之 |MAILHomePage

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