大阪より帰る。岐阜羽島駅に降り立つと「パパーッ!」と言って3歳の息子が駆け寄ってくる。走りっぷりは危なっかしいが、顔は満面の笑みだ。この世の他の誰が自分に駆け寄って来て、笑いかけてくれるだろうか。子供を抱き上げて、走りぬける500系新幹線を見る。あらゆる疲れが吹っ飛ぶ至福のとき。浮気をする人の気が知れない。