嗚呼!米国駐在員。
<目次>|戻る|進む
テネシーへ出張。
田舎は田舎でも緑が多くて雰囲気が良い。レンタカーを借りて、いつものようにバーガーキングで昼食を取る。中途半端な愛想のおばちゃん店員と小汚い店内。大きなカップにダイエットコークを2杯。冷えてパサパサのポテトにケチャップをつけて口に放り込む。こんな無機質な食事でもしれが日常となると、違和感も無い。いつもの出張時のランチ。
ホテルにチェックインして、近所のサブウェイまで歩いていく。12インチのSteakチーズ、パンはWeatでトースト、アメリカンチーズにレタスとオニオンとトマトをはさんでもらう。面倒くさそうに、そばかすだらけの姉ちゃんが作業する。せめてThank youくらい言えよ。いつものメニューのはずなんだけど、毎回味は全然違う。 隣接のガソリンスタンドで、1L缶のバド2本とチップスを買ってホテルでテレビを見ながら夕食。レジの兄ちゃんに、IDを見せろ、と久しぶりに言われた。お前より少なくとも10歳以上は年上だぞ。
そのうち日本の朝が始まり、東京本社から電話が入る。向こうは朝の忙しい最中でとっとと用事を済ませたら電話を切ろうとするが、こちらだってこんな環境なんだから、飛び込んできた獲物を放すわけにはいかない。電話を話さず40分。完全に、電話したくない奴のリスト入りしていることだろう。
外は午後9時だがまだ夕陽が射していた。
Kyosuke
|