嗚呼!米国駐在員。
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2005年04月09日(土) |
日本人は俺達3人分よりも高い給料だ |
社内で各国にまたがる現地法人の現地スタッフを選抜し、彼らを日本の本社に呼び寄せて研修が行われた。そのプログラムの一環のフリートークで、某国の現地スタッフが言った。 「日本人と俺達と待遇が違いすぎる!駐在員のXXなんて1人で現地スタッフ3人を合わせたよりもっと高い給料をもらってる!」 その場にいなかったので雰囲気は分からないけど、居合わせた本社のお偉いさんはどんな応対をしたのだろうか。 でも、彼の言うことはその通り、なのである。確かに我々駐在員というのは、現地スタッフと比較すると金銭的には恵まれていると言えるだろう。ただ、当然ながら責任の範囲だって異なる訳であるし、日本を離れて異国で生活するリスクだってあるわけで、目先の給与は単純比較する訳にはいかない。 この発言、どこの国の駐在員でしょうか? アメリカではない。アメリカ人駐在員は心の中で同じような事を思っているのかもしれないけど、残念ながら日本人の追い込むような気概のある連中はいない。もしいても、さっさと日系の会社なんて愛想をつかして会社を移っているだろう。 という事はアジア、そしてやっぱりあの国の現地スタッフの発言である。敵意むき出し、こんなのと一緒にやるのは厳しいよなあ。 日本にいたとき、外資系に勤める友人が言ってた。海外本社から来た人間が、広尾の高級住宅街から運転手付きで出社している、個室にこもってなにやってるかもよく分からないが定時でピタリと帰る、それでいて年収数千万だ。なんてぼやいていたけど、我々駐在員も異国の地では同じように見られていると言ってもいいだろうな。
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