嗚呼!米国駐在員。
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2004年08月18日(水) |
会社に突然届いた贈り物は… |
先週、会社の自分あてにメジャーリーグ(ソックス対タイガース)のチケット2枚が送られてきた。差出の会社名は全く心当たりがない。
そういえば、1ヶ月ほど前にある会社から突然電話が入って、メジャーリーグのチケットを送りたいが何枚必要か?と聞かれたんだった。この電話を受けたときは、相手先の会社名が全く心当たりがなくて、確認してから折り返す、という生返事をしたのだけど、周りに聞いたら昔に付き合いがあった取引先との事だった。商売が途切れて4,5年経つらしい。
いくらなんでも、そんな取引先にチケットくれ、なんて言えないなあ、なんて思いながら、日々の忙しさに流されてそのままになっていたのだが、チケットは突然郵送されてきたのだった。
この1件は、日本のお歳暮お中元を思い出させた。 どこの会社でもやっていると思うのだけど、取引先リストに基づいてこうした贈り物が送付される。毎年見直しがされる。この人はもう要らんやろ、とかこの人はもうちょっとランク上げた方がええんちゃうか、とか考える。でも、細かに見直しなどやってられなくてリストはそのまま、送る必要もない相手に送ってしまうケースだってある。
6、7年ほど前、自分のような入社数年の若造にまで、ある取引先から缶ビールの詰めあわせが独身寮に届いた。その後、たいした取引、というよりつながりさえもなくなったのだが、その詰め合わせは毎年きっちりと贈られてきた。もちろん、何も考えずに寮の仲間とビールは飲み干すのだが、これなんか一旦登録した顧客リストが見直しされずにそのまま残っていたか、それとも、続けてきた贈り物を途中でやめるのもどうか、という判断があったかのどちらかだろう。
まあ一ついえることは、自分の場合はこんなものもらってももらわなくても、仕事をやる上でほとんど影響もないだろう、ということか。 もっとも、高級時計や車なんてもらえたならば付き合い方も変わるかもしれないけど、残念ながらそんな恩恵に預かったことはないしなあ。
アメリカに来て、さすがにこんな風習はないと思っていたけど、クリスマスの時にプレゼントを贈るんだなあ、これが。日本のお歳暮お中元のように専門誌があって、どこの誰にはこれを、なんてやるのである。結構意外だったのは、アメリカ人スタッフなんてこんなの関心ないと思っていたのだが、みんなかなり見栄を張ろうとしたこと。
もうええやん、と思うような相手でも、100ドル近い食事券とか平気で送ろうとする。担当のおばちゃんに、送るとしても30ドルのチョコセットで十分じゃないか、と言ったところ、「あなた達は出張してお客さんと食事したりするけど、私はそんなことしないから」って言われた。そんな問題じゃないと思ったんだけど、その時はうまく伝えられなくて結局そのままになったなあ。
今回届いたチケットだって、おそらく過去の登録がそのままになっていただけのことなんだろう。それにしてもなんで去年赴任してきたばかりの自分の名前を知っているのだろうか。
まあいいや、先週届いたチケットは遠慮なく有効利用させてもらうつもり。しかもシートは非売品のDIAMOND SUITEシート。想像もつかない席だけど楽しみだ。
こんな間違い(?)ならいつでも歓迎だな。ラッキー。
Kyosuke
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