嗚呼!米国駐在員。
<目次>戻る進む


2004年03月02日(火) アカデミー賞中継を見る / ディーラー再び

昨晩はオスカー授賞式の中継を見る。
司会のビリー・クリスタルは、ちょっと前ふりが長かったがなかなかの演出。13歳の子役を指して、「13年前に初めてオスカー授賞式の司会をした。大統領はブッシュだったし、経済は悪くなってたし、イラクとの戦争が終わったばかりだった。今とは全然違っていた」との皮肉が面白い。
期待の渡辺謙は残念だったけど、世界にその存在を知らしめた事だけでも意義があったのではないかと思う。形ある栄光は次の機会に。

全体的にロード・オブ・ザ・リング一色で飽き飽きした中で気になったのは、脚本賞のソフィア・コッポラ監督。確かゴッドファーザー3の娘役でデビューしたのではなかったか。
当時は親の七光だとか大根演技だとか言われていたが、監督となって認められるんだから、才能はあるんだろう。受賞作のLOST IN TRANSLATIONは舞台が日本であり、気になっていたのだが、DVDの価格がまだ20ドル弱。もう少し安くなるまで待つべきか(せこいなあ)。
そうそう、受賞前にノミネート作品の1シーンが数秒間写るんだけど、何と、男優が藤井隆(だったっけ?)の番組に出演しているシーンが選ばれてびっくりした。藤井隆も全米中に2度も放映されたんで、見ているこっちも驚いたが、何故そんなシーンがあるんだろうか。気になってしょうがないからやはりDVDを買うことにする。

アカデミー賞は、授賞式開始前から各社中継をしていたのだが、赤じゅうたんをニコール・キッドマンやアンジェリーナ・ジョリー、ジュリアン・ムーア、ナオミ・ワッツといった面々が、白やベージュを基調とした明るいドレス姿で次々と登場して実に華やか。ただ、やさしげな笑顔の裏には、この中では私が一番よ、絶対一番よ、というオーラがめらめら出ており、 こんな中で対等に張り合っていかねばならないとは日本の女優のアカデミー賞もまだまだ遠いな、と思わせた。(プライドだけの女優なら一杯いそうだけど)

今日は昼からボスとボルボのディーラーへ。
今度は会社の車。試乗なんかしてしまったもんだから、またユーゴスラビアから来たとかいうセールスマンもその上のマネジャーもうるさいうるさい。
今日は決めるつもりない、と繰り返すのに、子供が3人いて車が売れないと食っていけないだとか、どうでもいい御託を並べる。しかも肝心な価格交渉は定価からのスタートで、今日決めれば後500ドル、席を立つと、いやちょっとまて1000ドル引く、ときりがない。もううるさいので無視して帰ると雨の中をずぶ濡れで、車の前まで立ちはだかる。分かってないよな。
自動車大国アメリカで、日本の優秀なセールスと販売網、アフターサービスを導入すれば、絶対にはやること間違いないと思うんだけどな。


Kyosuke