嗚呼!米国駐在員。
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2004年02月15日(日) |
アメリカで中古車を買う苦労 |
今日は本当に久しぶりに晴れた。運転中も数ヶ月振りにサングラスが必要。心なしか5時過ぎまで暗くならず日も長くなってきた感じであり、終わりがないと思われた暗黒時代ももう少しの辛抱か。といっても気温は摂氏30度だからマイナス1度、よって雪もまだまだ積もったままなのだが気分は悪くない。
午前中は旭日屋書店へ。 ここはデトロイト、オハイオ方面からは車で5時間以上かけてやってくる人もいる中西部ではほとんどない日系本屋なんだが、車で30分の距離に住めているのはまだ幸せか。目的は「白い巨塔」の3巻以降を買うこと。 前回来た時には、日本のドラマで好評ということで特設コーナーが設けられていたものの、一冊8ドル近くするし、果たして面白いかどうかも分からなかったので、とりあえず1、2巻だけ買って様子を見たのだった。 内容は非常に面白く、今日は残りの3〜5巻を買うつもりで特設コーナーを見ると「新撰組」特集になっている。慌てて山崎豊子の欄を探すと白い巨塔は5巻しかない。しまった・・。だめもとで店員に聞くとやはり品切れで、取り寄せするなら日本に発注するので1ヶ月かかるという。 やむをえず1冊残った5巻を買い、3,4巻は取り寄せを依頼するのだが、読書というのはタイミング逃すと本当にいやな気分だ。何故あの時に5巻一緒に買わなかったのか、と後悔するのだがどうしようもない。2巻まで読んで続きが気になるが一ヶ月我慢するしかないか。
午後には車屋へ。 CARMAX(中古車屋)の後にFORDのディーラーで同じく中古車を物色。 トラックに興味があったのでどんなものかと調査も含めた物色なのだが、アメリカで車、特に中古車を買おうとした経験がある人なら分かると思うが、本当にこれが大変なのである。
1.セールスマンが何も分かっていない。昨日まで普通のオヤジが転職してきたようなもの。 2.単に売ることだけに必死で客のいうことにほとんど耳を傾けない。とにかくしつこい。 3.車の状態があまりにもひどい 4.中古車には値段表示がないし、価格が聞くたびに異なる
今回も、見るだけなのでいらん、と言うのにFORDのセールスマンがぴったり張り付いてくる。 しょうがないので気になったトラックについて質問するのだが、全く分かっていない。どうもセールスマンは試乗させると自分のポイントが付くようで、しきりに運転を進める。多少興味があったのだが、試乗すると免許のコピーは取られるは、連絡先は書かされるはでうるさいので断ると「お前はこの車が気に入ってないんだろう。運転したくないのに何故色々質問するのか?」と、うさんくさいセールスマンは逆切れ。こちらからは「他の店も見たいし、そもそも今日買うつもりがないと言っただろ」と言うと、「買うつもりがないとはどういう事か、お前は靴を買うときに何件も靴屋を回るのか、買うつもりがないのに靴屋にいくのか」 訳が分からないのでもう相手にせずに帰りかけると、「さっき2万ドルといったけど、2千ドル負けてやる。さあ契約しろ」と言う。おいおい、一声20万かいな。対した車の知識もないのに、この調子である。 これは別にこの店に限った事がなく、ほかの店も同じ調子で本当にうるさい。 1人1台は必須、黙っても売れる車大国アメリカならではなのか。
日本のディーラーでの丁寧な対応を経験すると、こんな所で誰が買ってやるか、と思うのである。 アメリカではインターネットで車を買う人も多いと聞くが、こんなサービスではそれも納得できる.
Kyosuke
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