小さな嘘は、小さな疑惑の種となり、大きな悲しみが生まれる。疑っても悲しいから、信じようと何度も否定し、もう一度信じてみて、また小さな嘘をつかれ、失望する。こんなに失望しているのに、平気なふりと見て見ぬふりをし続けて、私の手の中には最後に何が残るのだろうか。裏切られても、応えてもらえなくても、ただひたむきに想い続け、命果てる時、隣に居てくれたなら幸せだったと笑って逝ける、そう思う私は馬鹿だろうか。