+++ Rip Stick +++

2002年09月05日(木) ゆっくりと



ゆえだけが 再始動。

例えオトコと別れても

例え大事な何かを失っても

結局あたしは此処に居る。




10代の頃は、内向的な子だった。

病弱で、少しの運動で熱発する子だった。

常備薬は、10種類程度持ち歩いていた。

階段も上れない子だった。

勉強も出来無かった。

自分の周り全てがキライだった。

いつ死んでも良いと思えるほど

無気力で反発すらしないツマラナイ子だった。


皆より、少し遅れて反抗期に入った。

父には、モノで叩かれた。

母には、平手で叩かれた。

硝子を割って、手首を切って、母の背中を切った事もある。

自分一人が、可哀相なんだと思ってた。


高校の時は、親に殴られながらもライブハウスに通った。

ハコの中で、爆音を聞いて、大声を張り上げて

粋がるのがあたしの全てだった。

他にやりたい事なんて、一つも無かった。


そんな時に彼に出会った。

彼が居なかったら 

今のあたしは有り得ない。絶対に。




だから

彼との事は後悔もしないし

無駄だったとも思わない。

お金の事だって

結局は自分の意志で貸したものだから

戻って来なくったって仕方ないと思える。






あたしは

彼と出会えて良かった。





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