+++ Rip Stick +++

2002年04月26日(金) 別れのコトバ。



いつもより、綺麗にお化粧して
髪の毛も綺麗にセットして
彼が好みそうな服を着て
彼に逢いに行く。

そうして彼にキモチを伝える。


「あたしね、もう疲れたから。
これ以上貴方と続けても意味無いと思うの。」

「別れるって事だ?」

「そう。綺麗に切れたい。」

目を見ない様に彼に告げた。

彼は そうか。 と一言だけ言って
煙草に火をつけた。

「貸したお金も、もう要らないから。」

そういうと、少しだけあたしを見て

「いや、それは義務として、何年経ってもちゃんと払う。」

そういった。今迄払えなかったのに、これから先払えるつもり?
そう思ったけれど、口にはしなかった。
彼のプライドを、崩す事も無いと思ったから。


「もう、会う事も無いけど元気で頑張ってね」

「お前も、頑張れよ」


それだけ言って、彼はお店を出た。
あたしも間を置いてから、お店を出て
通りでタクシーに乗った。

別に涙は出なかった。















そんな夢を見ちゃいました。

勘弁してよ。もう。




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